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過去のニュース 2004 年 2 月

2004.2.28 変なポケットにハマり込む…さてどう抜け出すか

ディズニー・アニメ興亡史
 以前、掲示板で教えていただいた『海野保樹の日本発のマンガ・アニメの行方』第6回です。今回はディズニーと日本のアニメスタジオの歴史について。丁寧に日本のアニメ業界とディズニー社との関わりの歴史を追っていますが、これだけではディズニーの全体像を知ることを不可能でしょう。

 ディズニー社はこんなヤツらが経営しています

 ディズニーといえば訴訟。ディズニーといえば著作権。といわれるくらい、泥々の黒社会の渦の中から「金ピカの子ども向けアニメ」が作られているわけです。笑い飯のパン工場のネタに例えて言うとこうなります。

「はい、それではここに、おいしくない小麦粉と、おいしくない水を入れます。」

(おいしくないとか言うたらあかんねん。)

「そうすると、みんなのおいしいパンができます」

「できるか!」

 というわけ。日本でディズニーアニメが作られていたことを誇りに思うなんてのは、外人を見たらやたらと恐縮しまくる中年の発想です。アメリカの巨大ビジネスの中に翻弄されたアニメスタジオを懐かしんでいるだけでは、海野氏のいう「日本発のマンガ・アニメの行方」を示すことなど不可能でしょう。

 アニメをビジネスとして明快に捉えるのならば、「ディズニーという巨大アニメ製作会社の末端が日本にもあったにも拘らず、それが世間に認知されないほど日本発のアニメがその根をおろしていた」と捉えるべきではないでしょうか。そして末尾に、日本的感性でアメリカのビジネス界に食い込む押井守的手法を未来へのビジョンとして示してみせた方が、よっぽど意味のあることだと思うのですが。(ちなみに、最後の部分と海野氏のコラムには関連はありません。妄想から話が逸れてしまいました)

XM Play v3.0 遂にリリース!
 世界で最も愛している音楽ファイル再生プレーヤーです。最高です。Winamp も悪くないですが、MOD を含めた音楽ファイルの再生環境を考えれば…これでしょ。

恒例の MadTracker Compo 2004 開催中
 最近、アングラ界隈の音楽世界を追わなくなったんで、全然気づきませんでした。早い話が Mad Tracker 2 という音楽作成ツールが吐き出す音楽で争う大会です。

『プラテネス』DVD 発売予告動画、第二弾!
 今、もっとも待ち遠しいアニメです。BS なんていうブルジョアな物は持っていないので、レンタル屋に並ぶのを待つしかありません。…まさか、レンタル無しってことはないだろうな。

2004.2.18 もうグダグダです…

あなただけのロボットを作ろう!
 う〜ん。なんだかよくわかりません。見た目のインパクトとアイデアは素晴らしいと思うのだけど、何といいますか企画倒れの感も否めない。宣材のビデオ はまずまずの出来ですが、もう一歩迫力が欲しいところ。

ブリトニー☆あんたやっぱ最高だよ!
 宇多田ヒカルは今年全米デビューだそうですが、彼女が戦うのはこういう場所なわけです。まったくもって素晴らしいですね。宇多田ヒカルもこれくらいやってくれたら、僕も一枚買いますよ。いやホントに。

2004.2.24 疲労困ぱい…ダメ社会人ですわ、ホンマ

Tracker COMPO 2004 winter 開催中!
 29 日が締め切りですのでまだ間に合います。審査方法は前回同様に muzie で。

Remix Online のトップページが楽器に!
 ポン出しサンプラーを模してます。FLASH で再現したのかと思いきや、Shockwave のようですね。どういう仕組みになっているかはよく分かりません。

(追記)2004.2.26
 サンプラーではなくて、Alesis のドラムマシン Sr-16 だったようです。ポン出しサンプラーとか言っちゃって、お恥ずかしい限りですな。

2004.2.16 またやる気が…少しずつ

アニメルネッサンスはおこるか?

 マーサ製作委員会石川プロ が下北沢の トリウッド で行ったイベント「自主テレビアニメルネッサンス」に参加。トリウッドへアニメ作品を見に行ったのは 2 年前の『ほしのこえ』以来のことです。しかも今回は、入場料が 10 円というトンデモ価格。有難いですね。

 では、今回の上映作品についてサラッと紹介しましょう。

  1. えせF
  2. 超無敵メカピーポくん
  3. ピーポ2
  4. かえりみち
  5. 鉄仮面A
  6. カリオンの猫
  7. 怪奇メタロー
  8. AELO
  9. まぶらごん
  10. 遊星羊飼しゃお予告編
  11. 内気はずかしゆう君ちゃん
  12. どっちもメイド

 ほんとにサラッとですね。しかしまぁこんな感じでございました。『超無敵メカピーポくん』は DOGA コンテストで見て以来だったんですが、相変わらずアニメーションの質が高いです。前に見たときよりもさらに完成度が上がっていたような気がするのですが、改良版でしょうか。

 石川プロの新作『どっちもメイド』は商業アニメ作品にも迫るクオリティでした。しかし僕はそれ以上に「ダイコンフィルム」とクロスオーバーするような、インディーズから沸き起こる躍動感に感動してしまいました。このクオリティで留まらず、『まほろまてぃっく』すら凌駕する作品を作って欲しいものです。

 今回上映された作品で、最も心に残ったのは『鉄仮面A』です。あまりのセンスの良さに驚いてしまいました。この作品は既に世間で有名になっているのでしょうか? 最近ネット巡回をしていないので、スッカリそのへんの事情には疎くなっておりますが、もしまだあまり知られていないとしたら今後話題になることは間違いないでしょう。映像のクオリティがもう少し上がれば、DOGA コンテストでグランプリをとるかもしれません。それぐらいエッジの効いた良い作品でした。

 で、タイトルにもつけた「アニメルネッサンスはおこるか?」ですが、正直わかりません。現在、個人アニメ製作をとりまく環境は飛躍的に進化しており、そのツールも様々です。しかしポイントはツールの多様性ではなく、どのツールを使用してもかなり見栄えのいい作品ができるということです。おそらくその辺の事情はいずれ誰か(大塚英志あたり)が本にまとめるでしょうから触れませんが、アニメの2次創作をアニメで作るという現象が起これば、大きな潮流になるやもしれません。ただし、個人で作られる作品の多くが「私小説的なもの」と「オタク的なもの」という狭い範囲に集約されている感じが少し気になります。

 来月はアニメフェアです。5月には DOGA コンテストもあります。海外の自主製作アニメの成り行きも含め、今年もこのジャンルだけは楽しませてくれそうです。

2004.2.10 外国からウィルスがひたすらに届くがな…

ありかま氏が新曲をリリース!!

ESE2K4by Arikama
mp3 / 165kbps / 2:32s / 2.99mb

 サンプラーや既存音源などを一切使わずに、Pulsar シンセのみで音を自作しているそうです。なんつー暇な…いやいや、凄い根性です。BEMOD ではありかま氏の作品をすべて転載させていただいております。何故って、そりゃもう僕が大ファンだからなのですが、何が好きって媚びてない感じが好きなのですな。

 電子音楽の時代の潮流に乗っていないといいますか、落合流に言うところの「俺流」を貫いてますよね。それがもう、何より感動的です。

 音のぶっとさ、艶っぽさ、ダビーに「ビヨ〜ン」と伸びまくるシンセベース、さらにはシンセの音層にこだわりまくってる神経質な感じが痺れます。途中に魅せる荒れた展開とか、そこからオーラスへの持っていき方とか、うーん。才能というヤツですか。羨ましい限りです。

火星探索機
 3D アニメーションというのは、本来こういうものの為にあってしかるべきなのでしょう。ちょっと古い作品ですが、僕的には初出でした。見たことなかった人はこの機会にぜひ。

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Composed by Syun Osawa since 10.1997