199X 年 9 月、コルツォーネ・ファミリーのカポ、ビナルディ=ガンビーノは、シカゴを拠点とするマフィア組織、バレージ・ファミリーと共謀し、ドン＝コルツォーネ殺害計画を企てた。
だがしかし、ウィンストンホテルの入り口でコルツォーネを襲撃する計画が、実行直前にコルツォーネに漏れ、ガンビーノは計画変更を余儀なくされていた。
その直後、バレージの情報屋を名乗る男からの電話で、ガンビーノはコルツォーネの居場所を知らされる。コルツォーネはニューヨーク郊外にある別荘に向かっていた。
計画の失敗が自身の死を意味するガンビーノは、事前に呼び寄せておいた殺し屋‘ビッグ・ベア’にコルツォーネ殺害を依頼する。
『 突破人 』の失敗は第二話の展開がすべてだと今でも思います。もともとの絵コンテでは、次の三話までがプロローグとして設定されていました。キャラクターの紹介と、場の設定が主たる目的であったのですが、アニメーション製作が思った以上に手間のかかる作業で、サラッと流すはずのガンビーノのエピソードがズルズルと三話まで続くことになってしまったのです。俯瞰して「よくわからん」し「山場もない」し、自分ですらわかるので無念ですね。
