bemod

2005年01月11日

Free At Least

(6:13s/mp3/160kbps/7.1mb) download
by Bliss

今年は規則正しくネット音楽のお気に入りを紹介します。基本的には「ベタな曲」中心です。つまりそれは、エイベックスがハードコア路線でメロディのキャッチな曲を漁って行ったように、エレクトロニカから派生するラインでひたすらキャッチなもの。そして、インディーズシーンでエレクトリカルラバーズの路線に誰も乗っていかなかったことに食傷気味だった人、今はなきelectraum.comが好だった人向きかなと思われます。もしくは、Thomas BrinkmannがMixした企画物、謎の女子高生HRKが歌う『Love World (Ulrich Schnauss Remixes)』(試聴)の方向性で模索してるヨーロピアンといった風で。

さて本題。ネットレーベルmonotonikのBlissの作品です。Blissの曲はどれも大好きです。理由はわかりやすいから。この曲は2003年の8月に公開されたEP『It's Not The Sweetness.. EP』の2曲目に収録されております。

安いリズムですね。そして安いシンセです。もちろん肝は「フリー!」とオッサンが声を被せていくところ。それまでの安っぽいポコアポコとしたダラしないリズムと、うるさいスネアがハモンド系のシンセなんかと絡んできて、それなりに抑揚が出てきた後、メロウな展開で一気に泣かせにかかります。元ネタはわかりません。一曲の構成を眺めれば1曲目の「Transportation Is Bliss」方が好きなんですが、パンチ力は若干こちらの方が上かなと。個人的には後半はちょっと作り過ぎな印象があり、音はもうちょっと丸みがあるほうが好きだったりします。

Posted by Syun Osawa at 21:52