bemod

2005年09月21日

週刊アニメ雑感 2005.09.21

大好きだった『芸能プロフィール刑事』が終わってしまった。僕の好きな番組はすぐ終わるなぁ…。「忙しい」と書きなぐってみたところで、忙しさが解消されるわけではないので、まるで忙しくないように更新を続ける日々です。

Sumo the bambooman

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by Goober Productions

Gooberさんの作品じゃないみたい。ポップなノリと暴力表現が目立つ原始人モノ。原始人系の作品って最近よく見かけるが、流行ってるんだろうか。新境地ともいえなくないが、どうも深みがない。背景の上手さと、チマチマ動く小動物の作り方は進化しているが、メインの舞台となった最後の背景は彼が描いた背景がの中ではイマイチの部類に入るんじゃないだろうか。奥行きの表現があまり上手くない。

Au Commencement

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by SUKI Land

オタワ国際映画祭にノミネートされているSUKIさんの作品。海の広大な感じがとてもよく出ている。海はとにかく難しくて、僕も『 巌流島 』という作品で挑戦したことがあったが、波の表現があまりに稚拙で無残な結果になった。SUKIさんの海中の表現なんかを見ていると、海というのはあまりいろいろ小細工とか描き込みをしないで、海の深い色と泡しぶきなんかだけを上手くやった方がいいのかもしれない。

愛情的寛容《別人》

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by 夢

絵の上手い人ならば、FLASHの使い方さえ覚えればこのレベルに達するのはたやすいのかもしれない。日本の商業アニメを完全に踏襲しているのは、3Dの先生によると日本と同じくらい日本のアニメが流入しているかららしい。そのオリジナルの起源をチクチクやっても意味がない。大事なのはここの作品がどういう方向に向っているか。まだまだ紙芝居が多い中国産FLASHアニメにあって、アニメとしても物語としても形にしようという努力がうかがえる。ラストに近づくに連れて作品と作者の思いが同化しているように感じられてちょっと感動した。それにしても中国人は情緒過多なメロドラマ好きやねぇ…。

我的愛 パールハーバー編

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by thomas

わりと労作。名前が国籍不明だが、抗日戦争勝利60周年FLASH系の作品がたくさん出ている中の一つなんだろう。なぜゆえ米国目線なのかはわからんが…。物語的には金髪の姉ちゃんがいつの間にかやられてるなど、変なところも多い。ただし、一瞬のモチベーションだけでこういうのは作れないし、見るべきところも多い。次作でこのポテンシャルがアニメーションの完成度を高める方向に向えば、面白いかも。

Posted by Syun Osawa at 03:22