bemod

2005年11月25日

ぎりぎり合格への論文マニュアル

山内志朗/平凡社

ぎりぎり合格への論文マニュアルイーブックオフで買い物したときに、送料を無料にしたくて買った本。先日、飯田橋の文鳥堂でも平積みされてたので、2001年初版発行の本ながらまだまだ需要があるらしい。基本は大学生に、そして僕のような理由で買われる本なんでしょう。

僕の場合大学生でも何でもないので論文なんてものとは無縁なんですけど、「第四章 論文を書いている間の作業」は記号の使い方がわかりやすく説明されていて勉強になります。正しい引用の方法や、もっともらしい文章に置き換えるフレーズ集なんかも紹介されていて、新書サイズなのに実用向け。著者本人が『サルまん』に対抗して「ブタでも書ける論文入門」だと言っるだけあって、平易で凡人に向けた手引書と言えるでしょう(まさに僕のための本か!)。学生時代に出会っていたら、もう少しマシな論文がかけたかも…。

さっそく実践へ。老婆心ながら脱字を見つけたので、本書のやり方にならってちょっとだけ引用してみる。

→「〜については、後で述べることにする。(中略)〜については前に説明しておいたが」〔前と後が同じページだとすバレる。数ページあいていると分かりにくい。ただし、ていねいに読む人にはバレる〕
(山内志朗『ぎりぎり合格への論文マニュアル』、平凡社、2001年、p.186)

「すバレる」は「すぐバレる」でしょうね。ちなみに引用する書籍のページ数は絶対に小文字で「p.」とするんだそうな。ほんまかいな。

Posted by Syun Osawa at 20:02