bemod

2006年06月27日

視聴率200%の男

安達元一/2001年/光文社/新書

視聴率200%の男今年の3月、この本の著者である安達元一さんが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ)を降板したことがネット上で話題になったので、気になって読んでみた。

ここまで自信家だと気持ちいいですね。

同業者はそうは思わないでしょうが、どこまでもポジティブでイケイケなものの考え方は、僕的には結構学ぶところが多い。とくに以下の2点は他人事とは思えなかったので、しばらく胸に刻んでおこうと思う。

・他人の意見を否定しない
・「できない理由を考える」のではなくて「できる方法を考える」

下は文章の通り。上は否定して終わらせるのではなく、常にそこから発展させてアイデアを考えてゆこうということ。

一方、売れっ子の放送作家さんの意外な一面な部分も書かれていた。

究極的にいうと、自分一人で企画し、自分一人が出演し、自分一人が演出し、自分一人で編集し、自分一人で音もつけるという、どこでも安達元一個人の体温だけで作り上げる番組。そんあのができればいいのですが、それほどのことを任される才能は残念ながら私にはありません。

ようするに、縁の下の力持ちとしての放送作家では満足できないというわけ。共同作業のこともそうだけど、自分の作品を作りたいという欲求はどこの誰にもあるもんなんですなぁ。

放送作家の書いた本って、結構たくさん出てるらしいので、いくつか読んでみよう。

Posted by Syun Osawa at 00:55