bemod

2006年08月24日

なぜ、占い師は信用されるのか?

石井裕之/2005年/フォレスト出版/四六

なぜ、占い師は信用されるのか?石井さんの本、3冊目。

瞬読できる本なのに、値段もそこそこ高い。費用対効果的にどうなのか? って話しなわけだけど、これが結構売れているみたい。

3冊の本を読んで感心させられるのは、書いてある内容は他の著作と大部分が被っているにもかかわず、ポイントはズラしていて「ここの部分はこちらの本を読んでください」という風に、本を複数冊買うように誘導しているところ。悪いやつに騙されないようにするためにこういう本を読む人は、当然のことながら誘導されやすい人で、その人をターゲットに誘導しているのだ。とても頭が良い。

相変わらず「そのままやがな」的なことが、整理されて書かれている。わかっているんだけど、実践ではできない(僕なんかも特にそう)。口の上手な人なら感覚で突破できることでも、そうでない人は実際にコミュニケーションの場では思い通りに話を展開できないことは多々ある。その点を素直に認め、この手の本からあえて学び、実践してみるのも悪くないかなぁ…とか思ったりもした。頭で考えていることと、実際にそれを行うことの間には、結構大きな壁があるように感じるので。

Posted by Syun Osawa at 00:10