bemod

2007年01月19日

Amazing Nuts!

Amazing Nuts!買おうと思ってたら、GyaOで無料放送していた。ありがたいんだけど、それでいいのか?

プロのアニメーターたちは、限られた予算と限られた期間の中で仕事をしなければいけない。しかもタイアップの曲が先行してあって、それにアニメーションをつけなければいけない。たとえその曲を少しも愛せなかったとしても、一流の映像を重ねるのがアニメーターの仕事なのだ。そういう諸々を含めて、プロの大変さを感じた作品群だった。

ちなみに最近(でもないが…)見たPV系の中では、『エウレカセブン』のエンディングを担当していた鈴木典光さんの演出がダントツで好きだったりする。

グローバルアストロライナー号

by 中山大輔 (曲:m-flo Q DOPING PANDA「she loves the CREAM」)

後半の畳み掛けてゆく疾走感が良かった。テレビアニメのオープニングのようなつくり。孤独なゴリラ的風貌の宇宙刑事が街の悪童たちを退治する。こういう設定とかキャラクターとか好きだけど、PleymoとかGorillazあたりのジャパニメーション解釈を、咀嚼して逆輸入した感じがちょっと寂しかったりもする。例えそれがStudio4℃の色だとしても、影響を与える側の強度が欲しいのだ。

たとえ君が世界中の敵になっても

by 青木康浩 (曲:倖田來未「Twinkle」)

カンフーを使う女子高生(?)が大阪・心斎橋、京都・大文字山近くの寺(どこ?)、東京・歌舞伎町などで戦う。Studio4℃っぽいシンプルな線で描かれるキャラクターや動きは好き。ただ、ほのぼのした歌なんだから、お前らもっと仲良くしろよ。

GLASS EYE

by 山下卓 (曲:Ram Rider「Glass Eye」)

曲的には一番好き。セルシェードの3Dアニメ。都会で漂う「壊れモノ」としての少女。隣にいる大切な人とも上手く繋がれず、薬が破滅への欲望を誘う。倦怠感を伴った生き難さが支配する世界で、小指が少しのきっかけを与えてくれた。何をか言わんやって感じのメタ風味。セルシェードな映像も嫌いじゃない。

ジョーとマリリン

by 4゜F (曲:mink「Here By My Side(original)」)

3Dのキャラクターで作られた歌手がメルヘンチックな舞台装置の中で歌うというもの。浪々と歌い上げるタイプの曲に合わせてリップシンク(歌と口の動きの同期)するという果敢な挑戦が見どころか。それが成功しているかどうかは判断の分かれるところかな?

Posted by Syun Osawa at 00:03