bemod

2008年09月06日

いやでも物理が面白くなる

志村史夫/2001年/講談社/新書

いやでも物理が面白くなるこの本はなかなか面白かった。

導入部分に雑学的でわかりやすい問いを持ってきているので、すんなりと入っていける。しかも、どの分野もざっくり説明しているので、あまり深く考えずに読んでもなんとなくわかった気になれた。

もちろん導入本(入門書ではない)なので、突然出てくる数式にはほとんど説明が加えられていない。そのあたりは知らない人には厳しいが、この分野にはこのような数式が出てくるんだなという程度の知識を得ることも、抵抗感を軽減させる意味で重要なのかもと思った。そういう意味でもこの本の難易度はちょうどよかった(少なくとも僕にとっては…)。

物理は難しいけど面白い。きっと僕の脳みそでは古典物理学の領域を超えるできないだろうけど、それを学び続けることは一生を通じて楽しむに値する趣味だなと最近思うようになってきた。

Posted by Syun Osawa at 10:00