bemod

2008年10月27日

銀色の髪のアギト

監督:杉山慶一/2006年/日本/アニメ

銀色の髪のアギト画面のクオリティがバカ高い。ゴンゾの本気が伝わってきて、その点に関してはちょっと感動。KOKIAの曲も好きな感じだった。

ぶっちゃけ内容的には完全にナウシカ&ラピュタだし、構造もかなり両者を意識したようなつくりになっている。劇場版だから王道を…ということだったのかもしれないけれど、そういう目で見るとちょっと弱い。

…と言うか、この作品を観て「宮崎駿はやっぱり神だな!」的な懐古趣味的なアニオタ(僕とかw)を喜ばせるだけなので、そこはあえて批判的に外しても良かったのではとも思ったりする。

特に森と人間との関係のところの世界観に意味を持たせようとして、整合性というかつじつまを合わせ過ぎている気がした。人と自然との関わりに重点を置くのなら、あと20分時間を延ばしてでもそこは丁寧に描いて欲しかったと思う。

Posted by Syun Osawa at 00:39