2009年03月09日

給料はこうして増やしなさい！

荻原博子／2008年／ダイヤモンド社／四六

金にまつわる本を続けて読んでいる。

この本では国から受けられる税金の控除を上手く活用するための方法が書かれている。その数は多いが、すでに知っているものも多かった。また、それこそ大手の一流会社でしか実施していないような制度を上手く活用しろと言われても、中小企業勤務の僕には全然関係なかったりするわけだ。

読者として想定されている人が明確でないために、結果的にぬるい内容になっている感は否めない。例えば、男性社員の10人に1人は年収200万人以下の極貧社員だとか、派遣社員の時給が交渉によって50円アップしたという話が書かれている一方で、家のローンの組み方やその控除方法の指南、社内預金の話が載っていたりするからだ。

貧乏人には貧乏人の切り抜け方法があるわけだし、それなりの収入がある層にはそれなりの収入を維持するための方法があるわけで、貧乏人の僕に必要な部分だけを抽出した本だったらよりありがたかった。健康保険は47級、厚生年金は30級に分かれているらしいので、そのあたりは４〜６月の残業代との兼ね合いで細かくチェックしておいがほうがいいのかも…くらいのところは僕にも役立つと思うが。

Posted by Syun Osawa at 07:36