2009年06月27日
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法
國貞克則/2007年/朝日新聞社/新書
一介のサラリーマンが決算書を読める必要などない。と思う。
それでも僕がこの本を読んだのは、投資に関係があると思ったからだ。実際、本書の中でも決算書の数値から会社の状況を読み取る方法が説明されている。そして、一体理解法を用いて決算書をスラスラ読み込むこととができたら、かなり強力な武器を手に入れることになるのだろう。
残念ながら僕にはその武器を手に入れることは無理だと思うw 説明されている内容についてはそれなりに理解できるが、それはあくまでも導入本と割り切って、恐ろしく簡単に書かれているからだ。これは「高校数学を○○時間で復習する本」なんかと同じで、その本を読んで何となく理解できたからといって、実際のガチ問題が解けるわけではないのだ。
数学の話と違って、財務3表の話に関してはあくまで勘だけど…。
そういうことを前提にすれば、初めて読んだ会計にまつわる本としては少しも詰まるところもなかったので、かなり親切な導入本だと思った。僕自身は個別銘柄の株を買う予定はないので、投資においてもあまり関係ないのだが、それでも金に関心を持つという態度を少しでも維持するためにもこの手の本は読んでいこうと思う。それが僕自身が貧困へ陥ってしまうことへのストッパーになるかどうかはわからんが…。
Posted by Syun Osawa at 01:12