bemod

2009年12月03日

IAMASイキマス DSPの変 −HEN−

2009年11月21日/17:00−19:00/Apple Store Ginza

IAMAS イキマスDSPの変IAMASという岐阜にある芸術大学の学生さんによるプレゼンイベント。学生と言っても、他大学を卒業してから入学している人ばかりだったので、位置づけ的には学部生というよりも、もう少し上の位置づけなのかもしれない(知らん)。

内容的にも絵画を描くとかそういうのではなく、FLASHで言うところのAction Scriptのような言語を使ってプログラミングをしたり、そのプログラムを走らせるハードのほうも制作するといった感じで、妙に理系っぽい創作をやっていることに驚いた。

考えられたアイディアもなかなか面白くて、1日の生活をそのままフィールドレコーディングした音の波形を読み取って、その日のトピックとなる音だけを抽出し、1日の音として15秒にまとめるというアイデアを披露していた人がいた。そのあたりの流行といえば、まだiPhoneの「Tweet Mic」あたりだと思うし、あのジャンルは間違いなく映像メモのような形で進んでいくと思う。今回のアイディアはそうではなくて、あくまでその音そのものにスポットを当てており、波形から何やらをを読み取っていこうというところに、面白みがあるのだろう。

他にも実際にiPhoneのアプリをプレゼンしている人がいたりして、iPhoneアプリへの期待はかなり高まっているようだ。僕は未だにPHSを使っているので、どれくらいそれらが熱いのか全くわからない。ちょっと前までは携帯用のJavaやらFlashやらが流行していたように思うが(それすらやってない)、それらはiPhoneアプリに置き換わられてしまったのだろうか?

一見すると、iPhoneは昔のPDAと同じように見えるのだが、iPhoneはノートPCからネットブックという変遷の中で認知された事を考慮すると、ネットワーク環境を引きずったままの小型化というところが、これまでのPDAとは大きく異なるのだろう。iPhoneはPDAの代替物なのではなく、コミュニケーション用ツールの小型化、携帯電話の拡張化に他ならない。良い悪いは別にして、コミュニケーションの重要度がますます高まっている今の状況では、この流れはさらに強まっていくと思うし、こうしたコミュニケーションツールの覇権争いは、ついに携帯とPCの直接対決の様相を呈してきた…と考えていいのかな?

Posted by Syun Osawa at 00:25