bemod

2010年09月13日

入門 経済学の歴史

根井雅弘/2010年/筑摩書房/新書

入門 経済学の歴史そもそも統計学とか経済学に興味を持ったのは、リーマンショック後に株が大暴落したとき、今が投資のチャンスではないかという直感から投資本を何冊も読み漁ったことがきっかけだった。

投資本には具体的なオンライン証券の講座の開き方やチャートの読み方、分散投資やリスクの考え方、相関係数の高いほかの市場の情報など、実践的なことは教えてくれるが広い意味での経済の考え方は教えてくれない。

投資をやるだけなら別にそれでもいいわけだけど、「お金」についての知識を得たくて投資に手を出してみた僕にとっては、経済学やら統計学やらは、カッコつけのためにも軽く触れておきたい学問なのだ。

とはいえ、どこの大学にも経済学部ってのがあるくらい、これらの学問は深く、また難しい。だから、あくまでカッコつけのためと割り切って少しだけ入門書を読むことにしている。最初にちょこっと統計学の本を何冊か読んだので、今度は経済学の本を読みたいと考えるようになり、とりあえずは軽く歴史などと思って読み始めたのがこの本だった。

うーん、とっても長い前置きだなw

そんなわけで、アダム・スミスあたりから始まる経済学の歴史について僕がどうこう言えるはずもなく、ただただ今は高校生のようにその知識を頭の中に入れるのみである。とりあえずわかったことは、日本では経済学者を名乗る大学教員がお互いを「あいつは馬鹿、○○がわかっていない」などと罵倒したりして、よくわからない教養勝負をしているが(主にブログやtwitterなどで)、あの馬鹿馬鹿しさはこの経済学という学問の伝統芸だったということくらいである。

Posted by Syun Osawa at 01:21