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2012年01月19日

公開講座「ビデオゲームのトレンド」

2012年6月18日/13:30-15:30/東京工芸大学

東京工芸大学ゲーム学科教授の中島信貴氏による公開講座。ビデオゲームの歴史をザッと振り返りながら、今日のグローバル化したビデオゲームの状況をわかりやすく解説してくれる内容だった。公開講座というとじっちゃん、ばっちゃん向けのものが多いが、東京工芸大学の公開講座はメディアアートに寄ったものが多くてありがたいね。

特に講座の後半(ゼロ年代以降)はビデオゲームから離れた時期だったので、世界市場でのFPSの受け入れられ方とか、ソーシャルゲームの爆発的な普及とか、海外市場を視野に入れた製作体制の組み方とか、面白い話がたくさん聞けた。まさに僕得の内容。

ネットが普及してオンラインゲームが主流になった頃には、僕はゲームをやらなくなっていた。その時期からゲームの姿と言うのは随分様変わりしたんだと思う。その変化というのはゲームの作品の内容自体ではない。作品自体は大作の続編がつくられ続けており、不安定な市場において新しい作品をつくるリスクが取り難くなっているのかもしれない。

その変化というのは、プレイヤー側により近いところで起きている変化だ。

ネット環境の進化によってコミュニケーションのインフラがものすごい勢いで整えられていき、それに合わせてゲームの需要のされ方も大きく変化してしまった。そして、僕はその頃にゲームをやっていなかった。だから僕にとってのゲームとソーシャルネットワークに対応したゲームは同じ作品を受容していながら、それを受け入れる直前の部分で別の何かに変化してしまっているのかもしれない。

Posted by Syun Osawa at 01:17