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2015年01月09日

「インディーズ・アイドルNO.1決定戦」展

2012年8月25日/17:30−18:30/勝どき @btf

「インディーズ・アイドルNO.1決定戦」展「インディーズ・アイドルNO.1決定戦」展

第31回 浅草サンバカーニバル から移動。

上の写真のような外観の場所だったので、入り口がわからずしばらく迷う。倉庫の空きスペースを利用して作られたギャラリーらしく、あきらかに業務用と思われるエスカレーターで会場へ。

会場では諏訪稔写真集『インディーズ・アイドル名鑑』の発売を記念して、その本の中に使用された写真すべてを無料展示されていた。さらにその奥でトークイベントが開催されており、写真家の諏訪氏とアシスタントの女性、ゲストのasfiの3人が出演していた。

会場の様子はUSTで生中継をされていた。ただし視聴者は10人くらい。会場には20人くらいの客がいたので、このメディアと現場の逆転現象にコミュニティの何やらを思わずにはいられなかった。

メディアの王様はテレビで次がラジオ。その2つに出ることがアイドルにとって重要な仕事になるわけだけど、アイドルの数が多すぎるためにほとんどのグループアイドルはメディアに出ることができない。大手のモーニング娘。やSUPER☆GiRLSでさえテレビへの露出は限定的だ。そのため中小の芸能事務所のグループは露出できるメディアを求めてUSTやYoutube、ニコ生などを使ってメディア展開をしている。

こちらのメディアは個人メディアとしても利用されているため、例えば人気のニコ生生主と比べたとき、視聴者数で圧倒的に負けるグループも少なくない。ただ、数で推し量れない部分もあって、それはインディーズ系のアイドルのUSTを見ている視聴者がたとえ50人であっても、その50人は彼女たちのファンでありお金を支払う可能性が高い50人である。一方で人気生主で1000人の視聴者を集めていたとしても、数千円のお金を支払ってくれる人はごくわずかだろう。

店舗経営で言うところの「客数」と「客単価」みたいなところがインターネットメディアと現場の間でどのような相関関係を持っているかを調べてみたら、メディア論としてはかなり面白い結果が出てきそうな気もする。

それはともかく、今回販売および展示されていた写真は写真家の諏訪稔氏が1年以上かけて撮りためたものらしい。写真の3分の1ほどは自宅の一室をアパートをスタジオに改造し、そこにアイドルを招いて撮影をしたというのだから、アイドルヲタの僕としては何ともうらやましい話だった。実際のところ、写真も白い背景をバックに撮っただけの宣材写真風だったしね。しかもレタッチはしていないそうな。

Posted by Syun Osawa at 00:31