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過去のニュース 2003 年 9 月

2003.9.30 嫌いだから言ってるんじゃないんです…

 本当にガッカリですよ…何故って?

Electraglide 2003 のヘッドライナー,Underworld に決定
 これで良いはずないじゃない。嫌いだから言ってるんじゃないんです。好きなケーキも毎日食ってりゃ飽きるんですよ。

 僕のようなミーハー野郎はヘッドライナーから入るので,2001 年のエイフェックス・ツインは今もってなおエレグラの金字塔なわけです。もうね。嫌いだからとかじゃなくて,タイミングの問題です。タイミングの問題なんですよ。

FLASH 新時代突入☆
 遂にやられてしまいましたよ。いつかは誰かがやるとは思ってましたけど。背景を 3D ソフトで仕上げて SWF で書き出す。そしてアニメーション部分を FLASH で描いて組み合わせると。しかもこの作品は,かなりいい感じでそれを実現してます。ハードボイルドなところまで…チクショウ。中国人の勢いはとどまるところを知りません。

幻想の流民が見た,一夜の夢☆
 GIF 倉庫 さんの『 灯台守の夜 』という作品です。

 FLASH 特有の丸みを上手に利用した幻想系 FLASH 作品です。これはイイです。512kb さん以来,ビーンとキました。まさに神の動画ですね。とくにボワッボワッと頭が揺れているキャラクターは素晴らしく,たむらしげる さんばりの独特な感性が見るものを魅了します。( from (・∀・)イイ・アクセス

泥沼ステレオフォニックス☆
 喜ぶべきことじゃないんですが,スキャンダラスな感じになってきました。

平成のおニャン子クラブ「美少女クラブ 21 」
 おニャン子クラブというよりは桜っ子クラブだと思うんですけどね。

2003.9.29 性懲りもなくまた亀戸へ

電子レンジで〜心の奥を〜温めなおし〜食べられるかな〜

Buzy チラシ
Buzy が配ってた手製チラシ

 29 日晴れ。BuzyPerfume のライブを見るため亀戸のサンストリートへ。無料をいいことに 二回目 の参加です。

 しかし,残念ながら今回は『サンスト・カーニバル』というイベントに彼女達のライブが組み込まれており,会場に到着した頃には Perfume のライブは終了しておりました。もうこの時点でテンション急落ですよ。心の底から自分の詰めの甘さを攻めながら,次の 鈴木まりえ さん,Buzy のライブを鑑賞しました。ライブ的にはやっぱ Buzy が一番迫力がありました。曲が売れれば MAX の次の勢力という位置づけになりそうです。もちろん曲が売れればの話ですが。

 ところで,Perfume のライブは見れませんでしたが,Perfume のメンバーは見れたんですな。なぜなら,ライブ終了後も普通にその辺をウロウロしてましたから(しかも昔の森高のような衣装で)。さすがにオッサンの僕には,あの格好で目の前を通られてもオロオロするばかりで厳しいものがありました。

Perfume

 というわけで,Perfume を聴けなかったのがあまりに悔しいので,宣伝も兼ねて『スウィートドーナッツ』について。

 注目していただきたいのは,この曲を作っている中田ヤスタカという人。そうです。この名前を聞いてピンときた人は素敵です。capsule の中田ヤスタカ です。エレクトロクラッシュとかテクノポップとか,ニューウェーブも含めていただいて結構。ようするに「ピコピコしたやつ」ですよ。

 しかも,この CD の三曲目は近田春夫の『ジェニーはご機嫌ななめ』なんです。音は非常に好きなんです。Pefume の三人も大好きなんです(特にのっち)。でも,それが合わさると何だか恥ずかしい。亀戸に行って久々に「恥ずかしい」なんていう感覚を味あわされてしまいました。癖になりそうです。

 なぜこんなにも『 スウィートドーナッツ 』が好きなのか?

 僕は このパート が大好物なのです☆

2003.9.28 御茶ノ水で MX を発見…カッコイイ…

エレクトロニカが生み出すヒューマンな肖像
 Brett Keyes 氏による,白と黒を基調とした 3D アニメーションです。彩度の無い空間を動くロボットを眺めていると,いつの間にかその中に人間的なものを見つけるから不思議です。丸みを帯びたミニマルな音楽も素敵です。

 『 NODEBASED 』( 28mb / mov )

SunDew Melodic Compo を見つめて
 9 月 9 日に閉幕した SunDew Melodic Compo の結果が,18 日に公開されました。エントリー数は 30 曲。しかし詳しく見ると,2 位になったのは今年の 2 月に開催された CMC Song of the Year 2002 の優勝曲だったりするわけです。ちなみその時優勝した『 Beyond the stars 』は,以前 BEMOD でも取り上げました

 そんなこんなで,今回はそんな作品群の中からこいつをひとつ…。

Trip to Needlehawkby Haggeman
xm / 32ch / 4:22s / 2.9mb

 先に言っておきますが,今回の Compo で優勝したのはこの曲ではなくて,BlueShadow 氏の『 Beyond the Loneliness 』という曲です。そして僕が今回オススメしたこの曲は,Compo では 24 位でした。

 …まぁ好き好きでしょう。下から 6 番目だとしても,好きなんだから仕方ありません。ドリ〜ムな洗礼を受けている僕にはありがたい一曲なのです。安っぽい感じのチープなリズムパターンとメロメロなドリ〜ム節がいいですね。「無いものねだり」の領域に入っている感じもありますが,大好きな一曲です。

 MOD 作品ですので,ModPlug PlayerXM Player でお願いします。ファイルサイズが 2.9mb ですよ。MP3 時代の今となっては何てこと無いですが,時代の流れですねぇ…。

 そういや Assembly が放置状態になってるのを忘れてた!

Stereophonics の Kelly がドラマーを解雇
 12 歳の時からの親友を自ら解雇したそうな。何とも切ない話です。

 韓国の売れっ子女優シン・エが 婚前交渉をしない宣言 をしましたが,ブリトニーはこの宣言を自ら破ってますからね。どうなることやら。

2003.9.27 骨の髄まで…

 Electribe MX が店頭に出回りだしたと言うので,新宿をうろついてみたがどこにも見つからない。しかもそれ以前に,新宿で DTM 関係のブースをかまえていた店が壊滅状態になっている。あらぁ…。

 その帰りに高島屋の HMV に寄ったら,サイバートランスの新譜に 六甲おろしのトランス・ミックス なんていうものが入っていた。ミニモニのトランス・ミックス もかなりキてたが…凄いね。

歩く動画って難しい
 特にゆっくり歩く動画は難しいです。しかも「ヤクザ風の歩き方」などクセを付けて動かすとなると,基礎がないぶん辛いものがありますね。

ライブで聴かせるエレクトロニカ
 音楽を聴く環境という意味で,ライブを超える環境を僕は知りません。もし僕が金持ちで stereo 誌 で紹介されているような素敵なオーディオルームを持っていたとしても,やはりライブを超えることはできないでしょう。というわけで…。

something about eve ... (live)by Falling You
mp3 / 128kbps / 8:05s / 7.4mb

 2003 年 7 月 29 日にトロントで演奏されたライブ音源です。もうね,単純に「渋い!」です。ボーカルの音圧が凄いです。本人が凄いのか録音技術が凄いのかは僕に分かるはずもありませんが,聴いててゾクゾクきます。暗闇の向こうから太陽が昇ってくる感じが広がりますもの。イイです。イイ音です。

 一応カテゴリはアンビエントと位置づけされています。ボーカルにシンセが載ってるだけですので,ネタとしても最適ではないかなと,思ったり思わなかったり。とにもかくにも Falling You …いい名前です。

 朝日新聞社長の守護霊にインタビューした記事って…素敵やん☆

2003.9.26 今年のラグビー・ワールドカップにロムーの姿なし…

迷宮へ!『 Crimson Labyrinth 』
 Ambience Entertainment が製作した 3D アニメーションです。ポリゴン,動き共に「粗め」ですが,音楽を含めたシーンの作り方が非常に上手です。しかしそれ以上に,僕は子どもの頃に見た『 ラビリンス 魔王の迷宮 』の衝撃がトラウマとなっているため,「ラビリンス」という言葉には弱いのです。

 『 Crimson Labyrinth 』( mov / 13mb )

さて,これは何の CM でしょう?
 同じく Ambience Entertainment の作品。トヨタが海外の若者に向けて立ち上げているScion 」というブランドのコマーシャルです。成功しているかどうかは不明ですが,僕は全然知りませんでした。

そりゃないぜ Oakenfold!
 今年の春にも来日を果たした Paul Oakenfold の新曲『 Hypnotised 』のミュージックビデオです。セクシーな姉ちゃんの踊る様と平行して,中国の万里の長城で行われたイベントの模様が紹介されています。

 春に日本でやったアゲハのイベントでもたくさんカメラ回してたのによー。日本は放置ですか。そうですか。たしかに万里の長城には勝てませんわね。

今日も明日も Falling You ☆
 題名の通り,今日も昨日に引き続き Falling You です。

Mercyby Falling You
mp3 / 128kbps / 6:44s / 6.17mb

 こんなのがネット上をさまよっていてイイのか,といつもの事ながら思うわけです。こういう作品にめぐり合うことは,10 年前には考えられませんでした。僕のようなインターナショナルでも何でもない人間が,こういうポジションのミュージシャンの音楽に触れることは不可能だったからです。そういう意味でもインターネットは本当に世界の歴史を一変させたなと,MP3 の恩恵に預かりながらつくづく思うのです。

 渇いたビートとダウナー系に進む抑えたベース,哀愁漂うマイナーな調子が僕のツボにキます。特にこの曲のボーカルは,艶っぽい感じと音のヌケる感じがとても素敵ですね。Falling You …いい名前です。

 明日も Falling You で。そん次はそろそろ OverClocked あたりをひとつ。

2003.9.25 昨日の 怪しいホール は切なかったなぁ…

遂に伝説の S Y N C H O R N I S M が再始動!!!
 いやぁ〜遂に動き出しました。もはや伝説となった名作『 CUBIC STORM 』を作った SYNCHORNISM が新サイトをオープンさせましたよ。めっちゃカッコイイです! 今後の展開に期待するほかありません。

不思議な世界,素敵な世界
 ヒマ人だからというのもありますけど,スッカリこの世界の虜になってしまいました。ゲームではありません。不思議な世界です。適当にクリックポイントを探していけば物語が進んでいくのですが,進めば進むほど抜けられなくなります。だいたい 20 分くらいでしょうか。素晴らしい世界です。僕も作りたいなぁ…。

悲しみのエチュード
 現在,僕が普聴く音楽の約 8 割は,オンライン・ミュージックで占められています。MP3 対応 CD プレイヤー という強い武器を手に入れたのも大きな要因ではありますが,タイトルに BEMOD とあるように本来は MOD のレビューサイトだからです。

 そんなこんなで,今日から Falling You を三曲連続でご紹介です。

the art of possession (no escape)by Falling You
mp3 / 128kbps / 6:00s / 5.5mb

 僕の好きなミュージシャンはサラ・マクラクランを筆頭に,ビョークやフィオナ・アップル,シャーデー,ジョニ・ミッチェル,ベス・オートン等々です。最初にそう書いておけば,そういうのが好きな人は聴くだろうし,そうでない人は聴かないと思うので手っ取り早いでしょう。

 名前が Falling You ですよ。なんて素敵な名前なんでしょう。

 イントロのフェードインの仕方からして僕はもうハマってます。何を隠そう僕がはじめて聴いた Falling You の曲がこの曲だったのです。このイントロからファルセットで一気に上がる伸びやかな歌声を聴いたときに,僕の右手は全曲ダウンロードの体制に入っておりました。

 不確かな地底を這うように進むベース。その地底を確認するように奏でられるピアノ(このピアノのリフが最高にいいんですなぁ…)。そして,それらすべてを包み込む彼女の歌声。Falling You …いい名前です。

 明日も Falling You です。

2003.9.24 疲れたのなんのって…

インカレ系アニフェスの未来はどっちだ?

ICAF 2003

 多摩美大のアニメは素晴らしい!!!

 一言で言うとこれに尽きます。

 2003 年 9 月 20 日〜 23 日,セシオン杉並にて インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(以後 ICAF )が開催されました。これは日本の美術系大学,専門学校などで学生が製作したアニメーションを一堂に集めた,日本で最初の学生のための本格的なアニメーション・フェスティバルです。

 僕は 23 日の昼から参加し,京都造形芸術大,東映アニメーション研究所,長岡造形大,多摩美術大,東京デザイナー学院,女子美術大学,阿佐ヶ谷美術専門学校,武蔵野美大の作品を見ました。全部で 58 作品。朝から見ていた人は 100 本近く見ていたことになるので,まぁ何といいますか…ご苦労様です。

 自主制作アニメーションというのがまだまだ特殊な分野であるということもあり,出揃ったアニメーションの質,方向性はバラバラでした。そのあたりが黎明期という感じで個人的には楽しかったのですが,大学,専門学校間の格差は意外に大きいなぁと実感しました。指導者の差なのでしょうかね。

 中でも印象に残ったのが多摩美大の作品群。全部で 15 作品あったのですがどれも素晴らしい仕上がりでした。今回のフェスティバル出品者の中で,名前を知っていたの二人だけでしたが,そのいずれも多摩美大の人間でした。一人は今年の JDAF でも入賞を果たした『 電車かもしれない 』の近藤聡乃氏,もう一人が イントゥアニメーション3 に出品していた 小柳貴衛 氏です。

 今回は近藤氏の新作を見れたのも嬉しかったのですが,それ以上に驚きと感動をもらったのはこの作品でした。

 森川耕平氏の『 NATURAL

 これは凄いです。NHK のデジスタなんかでも登場しているようですが,僕は BS 見れないのでノーマークでした。今日は会場に本人が来てましたが,今後伸びていって欲しい人ですね。動画もさることながら,キャラクターがもの凄く立っているので,つまらない外部からのアジテーションで平均化することなく,自分道を貫いたキャラ作りをしていって欲しいと思います。

 このイベントは今後,10 月 4 日〜 6 日に京都の関西ドイツ文化センターで行われますので,関西にお住まいの方はぜひ行ってみてください。何といっても無料ですから。ちなみに東京会場はガラガラで,いるのは関係者がほとんどという有様でした。青田買いするなら今ですよ。

 ちなみに,この日の会場はほとんどが美術大とか専門学校の生徒だったと思うのですが,そんな客層に向けて 東映アニメーション研究所の萌え系アニメ群 が淡々と流されていた様が,僕的には非常にシュールで良かったです。オサレ系なトランスパーティーのチルアウト時に『鳥の詩』のイントロを被せる楽しみに似ています。

Synth1 v1.06 公開
 Clavia NORD LEAD 2 を手本に作られた和製ソフトシンセです。凄まじいですね。このソフトの実力がどの程度のものかは,サンプル曲が公開されているのでそちらをお聴きくださいませ。バグ修正が中心です。

日本語ラップを鏡に映す
 日本のラップだって外国人が聞けばこんな風に聞こえてるんです。

2003.9.23 疲れた…

二代目(仮) オープニングムービー

二代目(仮) OP

 大きい画面で見る ( 500×400 )

 小さい画面で見る ( 250×200 )

二代目(仮)

 FLASH を始めて一年が経過。モーショントゥイーンでは大した動きができないということをようやく悟り,本作品では手描きのコマも少し加えています。ありかま 氏に許諾をとったのが 4 月でしたから,ずいぶん時間がかかってしまいました。しかし実際にはほとんどの部分を 9 月に製作しています。急いで作ったからというわけではないのですが,完成したものを見ると何だか完成してないような…まあいいです。

 押井守さんも『サイゾー』の連載で「次!次!」って書いてましたから,巨匠にならって僕もそういう風に考えたいと思います。

プロの仕事
 世界には FLASH を使った映像表現を仕事にしている方がおられます。最近は映画の公式ホームページで見かける事が多いですが,その中では頭一つ出ているイントロ系の FLASH ですね。学ぶところが多いです。

2003.9.22 初めての WOMB ☆ 初めての SVEN VATH

STERNE

 2003 年 9 月 19 日。渋谷 WOMB で行われた石野卓球のレギュラー・パーティー“ STERNE ”に参加した。「ギュウ詰め」が必至のため,行く気などサラサラなかったのだが,まぁ仕方ない。

 渋谷 WOMB の場所は渋谷のラブホテル街のど真ん中にある。ラブホ,クラブ,ラブホ,クラブ,ラブホ,ラブホ,クラブ。みたいな極めて異質な喧騒に圧倒されつつも,井上三太の『 TOKYO TRIBE 』のモデルが club ASIA の前にあったことなど,いろいろ社会勉強させてもらった。

 11 時過ぎに会場入り。すでに卓球がプレイしており会場は沸いていた。僕にはテクノの事などサッパリわからないが,WIRE の時と違ってかなりハードな印象を受けた。そして会場がビキビキの卓球に魅了され,アゲげられまくった 13 時。満を持して SVEN VATH が登場。結論から先に言うと,これが最高だった。他の感想がどうかは知らない。序盤のまったりした展開から次第に持ち上がっていくあの感覚。目に入りまくりの危険なレーザービームと大量のスチームも手伝って,軽くトビました。いやぁ〜嬉しい! 楽しい! 大好き!

 苦言があるとすれば,人が多過ぎる。まぁコレは仕方ないにしても,暑過ぎる。さすがに空調はなんとかして欲しい。僕は軽いオッサンなので,二時間も跳ねると小一時間休憩が必要という,もうそういう年齢になっているのだなぁ(遠い目)。

のんちゃんの作り方
 GIF アニメの巨匠・のすふぇらとぅ★氏による GIF アニメ作り方講座です。彼の作品については,絵,動画,ストーリーのすべてを尊敬しているので,じっくり堪能させていただきました。素晴らしい!!!

The CMC 10 月期エントリー作品公開
 お気づきでしょうか? 次世代 Tracker による COMPO を開催していた CMC ですが,当初予想していた Renoise と Skale Tracker 部門は応募者が少なく,Mad Tracker 部門のみが公開されています。着実にユーザーを伸ばすアットホームな Mad Tracker 2 の良さが出てますね。Oldschool 部門のエントリー はお馴染みの Composer が出揃っています。

みうらじゅんの仮性フォーク 第 22 回
 まだやってます(笑) いよいよ童貞喪失が間近に迫ったみうら少年。ヤンキーとの出会いによって彼の歌に変化の兆しが…何と言いますか。

2003.9.21 ぱふゅ〜むの CD( DVD 付き)を購入☆

 アイドルの CD を買ったのは D&D のアルバム以来…ぱふゅ〜む最高です!

ビョ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ク!!!
 反則です。そんなわけで多くを語りませんが,ここで公開されている曲はすべて僕の CD-R に収まったことを付け加えておきます。合掌。

太陽のない世界
 京極尚彦氏ら三名によって製作された『 SUN FACTORY 』という作品です。こういうミニマルなアニメーションは僕には到底作り出すことができないので,「やられた」とまではいかないまでも「やるなっ」と思わされてしまいました。

セルシェーディングと FLASH アニメ
 3D データを FLASH データにレンダリングできる 3D ソフトが増えています。単体では Swift 3D ,機能プラスでは Lightwave 3D が有名なところでしょう。本作品もそうしたソフトによって作られた作品の一つです。

 3D で一度アニメーションを製作し,それをわざわざ FLASH 用に書き出すという手の凝ったことをしています。またこの作品の面白いところは,セルシェードした 3D キャラクターを手描きのアニメーションと融合させている点でしょう。なぜ音楽が MC ハマーなのかはわかりませんが,感想としましては…ご苦労様です。
 ( from (・∀・)イイ・アクセス

2003.9.20 『二代目(仮)』のオープニングムービー 95 % 完成

僕のこと忘れてませんか?
 すっかり忘れてました。しかしながら,2003 年になってもコレを超える 3D キャラクターは生まれてませんからね。

 テクノロジーじゃないのだなぁ…大事なのは。

僕は僕,君は君さ…
 今年の DOGA コンテスト に入選した『 ねこロン 』という作品です。僕はコンテスト会場でこの作品を見てビックリしたのです。なぜなら,僕が 10 年前に書いた漫画『 犬の気持ち 』に内容がソックリだったからです。

 その昔,「地球上には自分に似ている人間が二人はいる」と親から教わりました。『ねこロン』はその一つでしょうね。モラトリアムな病気にかられていた当時の自分(松本大洋信奉者)が思い出されて,ちょっぴり嬉しい気分になりました。

Skale Tracker v0.76 W-Fixed 公開
 フリーウェアですよ! 完成度がヤバイです。ModPlug Tracker の対抗馬としては,やはり Skale Tracker が一番シックリきますね。少なくとも FT2 を使っていた世代には直球なのではないでしょうか。ただリスナーとしては,Awesome 氏には早く新曲をリリースして欲しいところですが。

2003.9.19 元ジャンプ編集長・西村繁男著『まんが編集術』を読む

 インタビュー形式なので,分厚い本ながらサラッと読み切れた。少なくとも編集のための指南本ではない。僕はジャンプ全盛期に小・中学生だったド真ん中世代なので,なんといいますか懐かしさってヤツがね…図書館はこんなのも置いてんだねぇ。

手描きの暖かさに勝るアニメーションなど存在しない
 かつてジャンプの発行部数が 600 万部を超えたとき,そのカウンターカルチャーとしてコミケが大きな注目を集めていました。そのアニメ版が今まさに起こっています。個人製作アニメには,商業主義の裏側にある自由な世界が広がっているのです。

 『 The Beauty Of Life 』( Area-56

 画面の隅々から暖かさの伝わる素晴らしい 2D アニメーションです。この作品を作ったのは,ドイツのフィルムスクールに通う フジタ ゴロー という日本人。カナダ在住の FLASH アニメ作家・青池良輔氏と通じるものを感じます。

 フレデリック・バック,ユーリ・ノルシュティンから始まった僕のアニメーション探訪はまだまだ終わりそうにありません。

PSYCLE COMPO #3 投票始まる
 なんとか 11 曲が出揃いました。Heatseeker が好きなので PSYCLE には頑張って欲しいのですが,エントリーした人の中では Taika-Kim 氏くらいしか知りません。

このブリトニーが好きです
 こういう写真を撮れるしたたかさが大好きです。

2003.9.18 阪神優勝なのに東京は平穏な日々…

 東京に来てこんな寂しい思いをしたのは初めてですわ。

神々の動画たち
 今日から神の動画をツラツラと紹介していきます。なかには FLASH アニメも混じるかもわかりませんが,基本的に 3D & 2D アニメ中心です。まずは…

 『 JURANNESSIC

 コレ作った人天才です。もちろん素人の業ではありません。公式サイト を持ってるくらいですからね。動きの素晴らしさはプロのアニメーターならクリアできる範囲内なのでしょうが,「アニメーションの起源」をモチーフにしたアイデアが面白すぎます。ちょっぴりエッチな欲望を満たそうとするキャラクターの視点など,映し出されるすべてが完璧。もうね…最高ですよ。

 最高です!(みんな一緒に)

軍隊に入りませんか?
 超絶クオリティの広告系 FLASH アニメです。自衛隊の募集広告もモーニング娘じゃなくて,こういうカッコいい広告にして欲しいものです。CM ですので再生時間が 30 秒と短いですが,テンポがあり,よくまとまっています。

ZWAN 解散
 解散の理由はメンバーの家族の事情だそうです。そういえばフジロックも同じ理由でキャンセルしてました。オルタナの幻を追う男,ビリー・コーガン。苦悩の日々が続きます。

2003.9.17 中継…

おたずね動画
 探してます。ものっそい見たいミュージックビデオです。Thomas Fersen の『 Deux pieds 』という曲のビデオなんですが,これがアニメーションなんですね。フランスのワーナーが出資しているので,おそらく見れると思うのですが…。

 Deus pieds

超エンターテイメント! 棒人間 FLASH アニメ☆
 よくできてます。線は荒々しくて雑な部分が目立ちますが,なによりも動きが非常に綿密でスピード感があります。作者の心意気がビシバシ伝わってくる力強い FLASH アニメーションです。お見事!( from かーず SP

ワーナーの社長に就任した吉田氏のインタビュー
 お役所的になった SONY を去った吉田氏。なんとなく『 D の食卓 』の飯野賢治とかぶる部分があります。世界に波及しない日本の音楽産業は,今もっとも難しい局面にきているのかもしれません。

2003.9.16 東京は地上波で阪神戦の放送なし

 でも巨人戦はあいかわらず全試合ゴールデンタイムでやってるし…。僕がスポンサーだったら怒るけどね。契約の絡みの「あざとさ」ってヤツですかね。

スタジオ粋京がサイト移転
 日本 Renoise 界のパイオニア,サトータカシ氏の運営する『スタジオ粋京』が移転しました。広告のポップアップもなくなり快適です。

今もっとも欲しいヘッドフォン
 SONY の MDR-DS3000 というヤツです。実売価格 2 万程度でドルビー再現してるんです。今僕が愛用しているのが MDR-IF630RK という代物なんですが,これもコードレスのくせにやたらと音がいいです。ただ映画を見るならやはり MDR-DS3000 かなと。その前に ELECTRIBE MX を何としても手に入れたいですなぁ。金が…。

2003.9.15 これでいいのかトップリーグ?

トップリーグ開幕
トップリーグ開幕

 2003 年 9 月 13 日。ラグビーの トップリーグ が開幕した。トップリーグとは,早い話がサッカーで言うところの J リーグ,バレーで言うところの V リーグである。

 記念すべき開幕戦は神戸製鋼×サントリー。日本ラグビーの人気 2 チームの対戦ということもあり,国立競技場には多くの観客が詰め掛けた。みんなラグビーに期待しているのだ。もちろん僕もその一人である。

 しかし,だからこそ苦言を呈せねばならない。試合前,全員起立による国歌斉唱があったのだが,歌ったのは格闘家の角田信朗氏だった。

 …なぜ角田信朗なのか?(しかもタキシード)

 トップリーグのポイント制も複雑怪奇。企業の看板も下ろせないので,どのチームがどこの地域をホームグラウンドにしているのかも,普通の人にはわからない。今日だって客がたくさん入っていたがほとんどサントリーの社員と関係者だ。さらにラグビー協会の関係者は,今だに 60 年代の早慶戦の感じを引きずっているので,試合をエンターテインする力もない。ハーフタイムショウぐらい必須でしょ。なんなら ぱふゅ〜む が歌ったっていいんだ!(電波でスンマセン…)

 試合の内容はと言うと,試合開始直後からあっちでポロリ,こっちでポロリとノックオンの連続。試合は 54 - 31 でサントリーが勝ったが,点数からもわかるとおり非常に大味な試合となった。気持ちがワールドカップに向いているなんて言い訳にはならない。本当にトップリーグを盛り上げて生きたいのなら,社員(関係企業にもチケット撒いてるし…)じゃなくて僕みたいな普通のファンを大事にしろっての!

 不満だらけになってしまいましたが,ラグビーは面白いです。単純に心から熱くなれます。だからこそ始まったばかりのトップリーグに,僕は期待したいのです。

フリーライター,鎖に巻かれ東京湾に沈められる
 僕の中でいま最もホットなニュース。『歌舞伎町アンダーグラウンド』をさっそく図書館で借りようと思ったら,貸出中でした。詳しく知りたいよぅ…。

2003.9.14 明日はいよいよトップリーグ開幕

ちょっとイイ話
 イギリスのハウス・ユニット Goldlust をご存知でしょうか? Google で検索すると 僕しかヒットしない ので,知らなくて当たり前だと思います。BEMOD では以前,彼らのハウス・リミックス作品である『 Under the Ocean (Goldlust Mix) 』を紹介したことがあります。

 さて,そんな Goldlust からメールが来ました。

 なんとイギリスのコマーシャルで Goldlust の楽曲が使用されているそうです。8 月の終わりから放送されている このコマーシャル です。この CM に使用されている曲は『 World is Our Own(Fourier Wave Device Mix) 』という曲なのですが,残念ながらネット上では聴く事はできません。しかし,別のミックスを聴くことができます。

The World Is Our Own (Fourier Remix)by Goldlust
mp3 / 192kbps / 0:52s / 1.27mb

 嬉しいじゃありませんか。渋谷陽一も佐久間正英も知らないんですよ。だけど,まったく実力のない人ではないのです。BBC ラジオの新人発掘チャートで 1 位になった経験もある実力者。嬉しいじゃありませんか。

 しかもこの曲(曲というかどうかは微妙ですが…)はいかにもリミックスしてくださいっていう生音源です。サンプリング用音源としてデータベースに入れておくだけでも一興かと思います。

 コマーシャル と合わせて聴いてもらえると,なんと言いますか自分の事のように嬉しさがこみ上げてくるのです。これを機会にぜひ Goldlust の曲をお聴きくださいませ。

 暑いよ…雲の形が秋の雲から夏の雲に戻ってんだもんなぁ…

2003.9.13 恥ずかしい思い出…

『犬の気持ち』の思い出
 ウロウロしてたらこんなものに遭遇してビックリ!

 これは僕が高校三年生の時に描いた漫画です。そして大学二年の時,この漫画を学校のスキャンで取り込んで着色したのです。レイヤーも使わずに(ここ大事)。いわゆる初 CG 作品というやつですね。これを作ったのは 5 年以上前だというのに,なんでこんなものが今もなおネット上をさまよってるのでしょうか? トップページはすでに跡形もなくなくなってるのに…不思議です。

 5 年ぶりに読みましたが,ダメな高校生っぷりが出てますなぁ…。これを描いてからもうすぐ 10 年。懐かしさも手伝っていますが,亡き愛犬ゴンを描いたトップ絵だけは今見てもクるものがあります。ゴン…あの世で元気にやってっか?

The Strokes 東京公演の音源が!!
 反則です。いや…反則ではないかもしれませんが,とりあえず深く追求しないことにします。サマソニについての Barks のコラム は意味不明でしたが,The Strokes についての評はその通りだと思います。彼らのライブはシンプルでカッコイイので,この音源でぜひその…深くは追求しません。

2003.9.12 200 円牛丼の店が続々値上げ…

 ついに時代はデフレからスタグフレーションへ。

ひっそり FLASH アニメ研究☆
 全然完成しない『二代目(仮)』より。今回は昔のアニメの表現によくあったセルアニメから静止画への変換。動画の枚数を減らす目的で昔のアニメではよく使われていた技法です(今も使われてるかもしれませんが…)。

 掲載終了。

今更ながらの Bitey's FLASH アニメ☆
 新作ではないんでしょうが,『 Bingbong of Brackenwood 』は神の動画です。Bitey は『 hitchHiker 』の映画のような“間”のとり方に見せられて以来の大ファンなのです。本作品ではアニメーションの技術もさらに上昇しており,作家としての個性がドンドン磨かれているようです。羨ましい。

ケミカルの音と映像,たしかに試聴はできるんですケド…
 シングル曲とミュージック・ビデオが視聴できるのですが,これまた日本のレコード会社のショボさといいますか,勝手な編集でチギってます。ここ とか ここ でフル視聴できるのに,何故そうする必要があるのだろうか。

 ベスト自体はアンダーワールド同様に全然欲しくないのですが,DVD は欲しいのです。商業展開のタイミングから見て,エレクトラグライドにケミカルが出演しそうな匂いが… Moby カモ〜ン!

2003.9.10 真夏やないけぇ…

意外にお得な自主系アニメの展示場?
 2003 年 7 月 19 日〜 9 月 15 日に 東京都写真美術館 で開催されていた グローバルメディア 2003 について。

 この催しの最大の魅力は入場料金が 250 円(一般)と安かったこと。「日本は文化的なインフラが整っていない」などとのたまっているオジサマ連中もいるが,そんなことは決してない(利用しないだけ)。

 さて内容はというと,「自主制作アニメ好き」もしくは「明和電機オタク」という極めて限定的な層にしか受け入れられないお粗末なものだった。展示されている作品もほとんどなくて,スクリーンによる映像が中心。唯一明和電機の木魚を鳴らす装置(もくパッチンだったっけ?)を体験できたのだが,会場が狭かったため,会場全体に木魚の音が鳴り響き続けていてやかましかった。

 また,入り口を入ってすぐ目の前に設置されている大きなスクリーンでは,ネットで活躍されているアーティストとその作品が紹介されていた。トップで紹介されていたのはなんと青池良輔氏。あの大画面で『 CATMAN 』が見れたのはなんとも新鮮だった。

 入場料金が安いということもあって展示内容はお粗末だったのだが,終始垂れ流されている自主制作アニメーションの上映はお得な作品がテンコ盛りであった。例えば,2003 年アカデミー賞にノミネートされた山村浩二氏の『頭山』や D's ガレージ(もしくは『 SmapShortFilms 』)でお馴染みの天才クリエイター 富岡聡 による『 Justice Runner 』,アート系も含めた各賞レースで話題を呼んだ近藤聡乃氏の『電車かもしれない』,自主制作アニメの金字塔である新海誠氏の『ほしのこえ』など。

 自主制作アニメの一番おいしいところを無造作に垂れ流しているので,実は他のどの上映会よりもお得だったりする。僕的にはほとんどが一度見た作品ばかりだったけれど,改めて自主制作アニメの面白さを再認識させられた。今度は明和電機抜きの上映オンリーなイベントを開いて欲しいものである(明電ファンの方,ごめんなさい)。

pre-school も活動休止
 Blur を追いかけて追いかけて,いつの間にかダンスなところまで行ってしまった pre-school も活動休止です。時代が動いてます。

V2 Records Japan がコロンビアとライセンス契約
 これにより,アンダーワールドのベスト盤(全然欲しくない…むしろ PV 集のみ売って欲しい…)もコロンビアから出ることになりました。僕の環境では CCCD が聴けないので,そこだけは頼んますよ。

東芝の起死回生なるか!?
 iPod のパクリ製品として売り出された東芝の gigabeat がモデルチェンジをして再登場した。僕としては何故にこれを先にやらないのかと,経営陣を問い詰めたい気分です。正直なところ,まだ HD プレイヤーに信頼を置いていない僕としては,まだしばらくは MP3 対応 CD プレイヤーに頼ることになりそうです。

2003.9.9 『エイミー』見なきゃ…

電子レンジで〜二人の距離を〜温めなおし〜食べ頃になる〜

Perfume
アイドルも大変…

 9 月 7 日,サンストリート亀戸 へ。東京へ来て初めて 5 年目になりますが,亀戸に行ったことはおろか,行こうと思ったことも今回が初めてでした。

 目的は BEE-HIVE24 時間ライブカメラ ですっかり虜になってしまった広島出身のアイドルユニット Perfume を見るため。今日から一ヶ月間,サンストリートのマーケット広場で Perfume と Buzy のライブが行われるのです。

 ちなみに Buzy は元 COLOR の 3 人に,新たに 3 人を加えた 6 人のダンス・グループです。COLOR を知らない人は,TBS ドラマ『 世界で一番熱い夏 』の主題歌『 翼がなくても 』を歌っていたグループと言えばわかる人もいるかもしれません。

 イベントの感想はといいますと,いわゆる「アイドルの営業」というものを久々に見た感じですね。アイドルと名の付くイベントは,昨年のネットアイドル撮影会以来だったので,何とも新鮮でした。

 過去にこのマーケット広場のイベントに出演した人達の 顔ぶれ を見ると,知ってる人が全然いなくて不安になるのですが,僕としては『 スウィートドーナッツ 』を聴けただけで大満足(のっち最高!)でしたね。総括としましては,アイドルって仕事も大変だね…ってことで。

 来週はラグビートップリーグ,再来週は卓球のイベントをレポ予定です。

サラ・マクラクランがニューアルバムをリリース!!!
 僕が世界で最も愛する女性ミュージシャン・サラ嬢が,なんと 6 年ぶりにアルバムを出します。ううっ…嬉しい…嬉しいぞぉ!!!!! お願いだから,お願いだから日本にも来ておくれ! 国際フォーラムでもどこでも行きまっせ〜!!!

みうらじゅんの仮性フォーク 第 21 回
 みうらじゅんが高校生の時に作ったデモテープを,40 過ぎたおっさん三人(うち一人は本人)が聴くという非常にシュールな番組です。

紀里谷和明,宇多田ヒカルと夫婦コラボ実現へ
 『キャシャーン』を『 CASSHERN 』として映画化することもさることながら,制作費が 50 億円規模っていうのは,東京ドームで試写会を開いた『エイトマン』を彷彿とさせてドキドキです。

渋谷最大の音楽祭って?
 「豪華プロデューサー陣」って考え方が時代とずれててビミョ〜と思ったんですが,ところがどっこいチケット代が安い! …と思ったら,タイムテーブルが…時代を読めてねぇー!!

2003.9.8 今日は…☆

俺が悪いんじゃない! みんな社会が悪いんだ!

TAMALA2010

 ポップでキュートな暴力アニメ『 TAMALA2010 』を鑑賞。一体全体このアニメ,どこまでが狙いで,どこまでが本気なのだろうか?

 FLASH で作ったようなお粗末なアニメーションは,レトロポップで人気を博したアメリカの暴力アニメ『 ビーバス&バットヘッド 』や『 サウスパーク 』の思想を受け継いでいる。こう書ききってしまうと語弊があるかもしれないが,商業的な側面から見ればまず間違いないだろう。

 カクカクと動くアニメーションは会話劇が面白ければ気にならないのだが(むしろアニメは不必要なくらい),3D による背景の長回しやアニメーションで見せようとするシーンも多かったし,会話劇としての要素も少なかったことから,気にならないどころかむしろ「手抜き」に感じてしまった。

 引っかかったのは,物語の中に介在する思想について。これをノミノス教授(ゾンビ・ネコ)が長ゼリフで二回も説明するのだが,これが何とも中途半端な印象を受けた。人間の愚かな歴史をネコ地球に反映させて,資本主義の愚かさを嘆いてみたり,レーニン像を模した銅像を登場させてみたりといろいろやっているのだが,まったくもって「実」がない。もっと言うなら体験談として語れていない。これは僕の世代を含めた日本人の最大の欠点であるかもしれない。

 結局のところ,「そもそもこうなったのは俺が悪いんじゃない。社会が悪いんだ。」という自己肯定をネコに語らせてるわけだ。そして「全部ぶっ壊したい」という作家の本音さえも,それを実行するのは「自分」ではなく TAMALA のような「スーパーパワー」に委ねているのである。う〜ん,言い過ぎた(すいません)。

 しかしながら,この感想は二十代のどうしよーもないオタク男の視点である。恐らくポップでキュートな女性が観れば,感想はすべて「可愛いかった☆」に集約されることであろう。また,さんざん映画を酷評した筆者であるが,TAMALA の壁紙 は壁紙チェンジャーのフォルダにしっかり収まっている。

 可愛いっていいなぁ〜。

超優良中国産 FLASH 群☆自分的メモランダム
 『 全是高科技
 イラストのできばえが最高。これにアニメーションと,ちょっとしたブラックが加わればかなり素敵な作品に仕上がる予感がします。

 『 石井?
 ちょっぴり神の動画です。特に前半の動きの演出(例えば車の中から移る背景の動きとか)は素晴らしいです。後半にだんだんダレてきますが,前半の見事な動きっぷり,演出っぷりは次回作への期待が膨らみます。

 『 妖言 第四章 失之交臂
 フルボーカルによるシリーズ物の FLASH アニメ。会話劇を中心としているので実用的です。日本での評価を求めるなら「主線」は必要です。線画の国ですから。

 『 シンジとアスカ
 日本のロックは一つも世界を超えないのに,ジャパニメーションの超えっぷりといえば半端ではありません。

 個人的には,『 Flashback 』の作者・天才 Danny Gomez の復活が気になって気になって…トップページが変わったってことは,そろそろ新作が?

2003.9.7 青木雄二さん死去…

 「金持ちになるためには,まずこの国の資本主義を理解せなあかん」

 大好きでした。本当に残念です。

東京アニメアワード・フィルムフェスティバル(二日目)
 8 月 29 日から 9 月 5 日,恵比寿の 東京都写真美術館 で開催されていた 東京アニメアワード・フィルムフェスティバル に参加。しかも二日目(ヒマ人認定)。

 二日目はアニメ上映会ではなく「韓・日アニメビジネスセミナー」という企業向けシンポジウム。平日ということもあり参加者は少なかったが,韓国の政府関係者や投資会社の社長が来日するなど,韓国側のアプローチは強かったように思う。

 現在,韓国でアニメ関係の仕事に従事しているのは 1 万人程度。年間 TV アニメ(平均 300 話)と長編アニメ( 3 〜 4 本)が作られている。「韓国のアニメ市場は日本と比べると 4 分の 1 程度である」と韓国漫画・アニメーション団体協議会事務局長のイ・キョギョン氏は話していた。韓国の GDP が日本の 10 分の 1 であることから考えれば,アニメに力点を置き過ぎている気がしないでもない。

 この日の主題は「日本と韓国が共同で,アニメ市場を活性化するためのビジネスモデルを作り上げていこう」というものだった。SAMSUNG 電子のパク・へジョン氏は「日本と韓国の共同プロジェクトは市場の拡大と,制作費のリスクの分散のためぜひとも推進したいが,現状としてはビジネスとして成功した例が少ない。」と現在の状況を冷静に受け止めながらも,「インターネットのデジタルコンテンツやオンラインゲームのアニメ化など,期待できる分野も数多くある。」と日・韓共同プロジェクトについて期待感を示した。

 よーするにこういうことだと思う。アメリカで 5000 億円を超える市場を持つジャパニメーションに韓国も乗りたいと。イニシアチブ(主導権)は日本にある(はずである)。もしジャパニメーションを一つのブランドと考えるならば,ビジネス優先のグローバル化はむしろ避けるべきではないだろうか。国産にこだわり,ジャパニメーションとしてのブランド力を高め,そこから世界配信の道筋を作っていくハリウッド方式の方が,絶対に日本の優先権が取れると思うのだけど…。

 僕は小汚い格好で参戦したのだが,なぜか会場入り口で ocon という韓国の 3D アニメスタジオの人からプロモ用 DVD を貰った。さっそく自宅に戻り,DVD を鑑賞。1 話 2 〜 3 分のデモ映像が 16 本収録されていた。動きもいいし,3D アニメーションとしての技術力も高かった。 しかし,決定的な「惹き」を見つけることはできなかった。いや,これは韓国に限ることではない。3D アニメーションの最も危険なところは,国の文化や国民性が繁栄されにくく,非常にグローバルな作品に映るところである。

 今回の二日間のイベントで僕にとって最大の収穫となったのは,中野の自宅から恵比寿ガーデンプレイスまでは,チャリ機(自転車)で行くことはできるが「結構しんどい」ということである。

 明日は グローバルメディア 2003 について。

2003.9.6 これが東京都のやりクチさ…

東京アニメアワード・フィルムフェスティバル(一日目)
 8 月 29 日から 9 月 5 日まで恵比寿の 東京都写真美術館 で開催されていた 東京アニメアワード・フィルムフェスティバル に,二日間にわたって参加しました(ヒマ人全開です☆)。だって無料なんだもの。

 まず一日目は TAF2003 東京アニメアワードの公募受賞作品を鑑賞。

 公募受賞作品というのは,いわゆるインデペンデント系(もしくは自主制作系)アニメーションを指す(はずである)。この分野は関わっている人が少ないこともあり,どこの賞レースでも似たようなラインナップになることが多い。今回で言えば,『水のコトバ』『しももも』『風雲猫忍録』は DoGA コンテスト ですでに見ているし,『 雲のむこう、約束の場所 』や『 スキージャンプ・ラージヒル・ペア 』はネットでいやというほど目にしている。さらに優秀賞受賞の『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 』はモロ商業アニメだし,『 小川のメダカ 』は優秀賞で本当にいいのかと疑問の声も。

 受賞作 11 作品が上映されたのだが,日本のアニメーションはこれで大丈夫なのかと少し不安になった。何だかよくわからない。とりあえずかき集めたという印象が強く,意図不明である。

※もしお暇でしたら,当ページの左項目で紹介している fab animations をご覧になっていただきたい。優れたアニメーションとは,本来このようなアニメーションを指すと思うのだが,如何か?

 今年の 3 月に行われた東京国際アニメフェアで海外アニメーション劇場という会場があり,そこで上映された作品群はどれも素晴らしいものだった。ここで上映されたドイツの学生作品『 Das Rad 』などは,2003 年度のアカデミー賞にも ノミネート されている。いいアニメーションは本当にたくさんある。しかし,それらが商業主義の中で抹殺され,すべて矮小化,矮小化しているように思えてならない。個人的な収穫としては,ネットで話題になっていた『オーバーマン キングゲイナー』が予想に反して見応えがあったということ。これは今度全部レンタルして見たいと思った。

 この日は,グローバルメディア 2003 の会場にも足を運んだのだが,そちらについては後日触れたい。

 二日目に続く…

2003.9.5 今更ながら『 EXTRA 』に感化されました。

 というわけで,BOOWY『 MARIONETTE 』の PV を鑑賞しました(なつかしー)。この PV は BOOWY の“ SINGLES ”というビデオに収録されています。なぜこの PV を見たかと言うと,映像にアニメが使用されているからです。監督は『 BLOOD THE LAST VAMPIRE 』の監督を務めた 北久保弘之 氏。何といいましょうか…まだ実験の粋を出ていない感じですね。

 このビデオは当初,北久保監督のアニメを見るためだけに借りたのですが,曲が懐かしすぎて 80 年代ってヤツが胸にキました。『 HONKY TONKY CRAZY 』『わがままジュリエット』『 ONLY YOU 』…懐かし過ぎです。

 僕も FLASH を少し触っているので,こういう音にのせたアニメーションをちょっとマジメに研究してみようと思います。これまで作った映像素材をリミックスして音とシンクロさせてみたり,いろいろと…明日から。

哀愁ってヤツを☆
 BOOWY のミュージック・ビデオに感化されまくった(最近いろんなものに感化されっぱなしです…)ので,このあたりをご紹介。

Every Horizonby Adom9
mp3 / 128kbps / 4:41s / 4.3mb

 80 年代ってヤツですよ。

 胡散臭くて,Chair なんかは「糞みたいな時代」と言っておりましたが,僕は 70 年代の人間ではないので,糞でも何でもそこから戻るわけにはいかないのです。かつて僕の地元にはローラースケート場なるものがありまして,小学生の頃よく通っておりました(歳バレる…)。そこでスティーヴィー・ワンダーの『 Part Time Lover 』を聴くのが大好きだったのです。

 そんな 80 年代。胡散臭くて大好きです。

 あ…曲の感想になってない…。

tracker COMPO 2003 summer で一般投票始まる
 stingray さん主催の tracker COMPO 2003 summer が,muzie を使った一般投票を開始しました。一般視聴者として影ながら SCENE を応援する僕としては嬉しい限りですね。エントリー曲を見る限りではどうやら Buzz 勢が強いようですが,mp3 になってしまったら同じです。打ち込みの具合などは僕には全然わかりませんので,前情報無しにすべての曲を聴いて,好きな一曲に一票を投じさせていただきました。

Winamp 用 MT2 プラグインがバージョンアップ☆
 Mad Tracker 2 が v2.3.0 Final を公開したのを受けて,Winamp 用のプラグインも更新されました。MT2 サイコー☆

2003.9.4 ふぅ〜暑い…

Labix の新シリーズ登場☆☆☆
 筆者が敬愛する幻想系 FLASH アニメ作家 Labix の新シリーズが登場です。その名も『 花房的通道 』。幻想的で暖かな世界観が素晴らしいです。内容はちょっぴり goober とかぶってますがw

落ち着いて…とめどなく…
 Labix の新作を見て幻想的な気分になったので…

Making It Personalby Anders Svensson
mp3 / 160kbps / 3:26s / 3.94mb

 7 月 3 日に monotonik よりリリースされた Anders Svensson の EP“ Run Anders Run EP ”に収録されている曲です。

 筆者の場合は,アホみたいな数の MP3 をチャッチャカ聴いて,その中から気に入った曲を集めて CD-R を焼くという作業をひとつの生業にしているので,保存する曲はどうしてもインパクトの強いものになりがちです。これもそんなひとつ。落としどころがありそうでないのですが,出だしの用意周到さにスッポリとハメられてしまいました。

 特に最初の転調はクるものがあります。際立った演出を好まない風のエレクトロニカなので,全体的に雰囲気と巧みな音の位置関係を楽しむ曲だとは思いますが,前段のイントロのループは個人的なサンプリング素材として切り取って保存です。

今日もどこかでオルガンシンセ☆
 フリーの VSTi ah-organ ver2.0 です。

The Course に見るアニメーションの原点
 小小系棒人間 FLASH アニメーション。描画のクオリティではなく動きでキャラクターを表現しているので,ある意味ではアニメーションの王道ともいえる。残虐ですが,ラストまで目が離せない展開です。この棒系アニメーションに付加価値をつけたのが Battlefield シリーズ。残酷は世界共通のようです。

t.A.T.u が東京ドーム 2days の暴挙
 あり得ない。なななない。イギリスの再現 をするつもりでしょうか。これで元がとれたら僕は坊主になります(すでに坊主ですが…)。

2003.9.3 アクセス禁止になってましたw

 2 日間で転送量が 2.5GB を超えたため,サーバーに負荷をかけすぎと言う理由から当サイトへのアクセスを禁止されていました。共同で使用されてる方々すいませんです。ここは地味な音楽紹介がメインですので,とりあえず当面の措置として FLASH アニメのデータは他サイトに移動させておきます。

年に一度のテクノ体験☆( WIRE03 レポ)

WIRE03
踊り疲れたディスコの帰り…

 WIRE03 について。

 さいたまスーパーアリーナには 19 時ごろ到着予定だったんですが,腹ごしらえのために寄った飲み屋で語ってしまい,気づけば 22 時に。おかげで Beroshima も Hell も見れませんでしたぁ。残念。

 去年はスケッチショウと卓球のライブが前半にあるということで,客が大挙しておりましたが,今回は卓球の DJ が始まるまではわりとゆったりしてました。DAF のカラオケもほとほどに楽しみ,Westbam と石野卓球のプレイもまわりの盛り上がりにつられて楽しみました。卓球の DJ は初体験だったんですが,妙にベーシックな感じがしたのは僕だけですかね。聴きやすくて楽しかったです。しかしながら,テクノは全然曲が知らないのでウェストバムが『 Song2 』をかけたとか,そういうのはわかるけどデトロイト・テクノがどーのこーのっていう世界はちんぷんかんぷん(死語)なのでサラッと流します。

 個人的な一番の目当ては KEN ISHI のライブでした。とは言えツマミをグリグリする行為を,東京 JAZZ の演奏と同じように“ライブ”と表現していいのか疑問ですが,相当楽しかったですね。生パーカッションとのコラボレーションはライブ感があって盛り上がりまくりでした。特にアニメオタクの僕としては『 EXTRA 』で森本晃司の映像が流れた時には妙な感動がありましたね(前回この映像を見たのが東京アニメフェアだったからというのもありますが…)。他のしょーもない(失礼)映像と比べたら映像と音楽のシンクロ率は半端ではなかったです。自分のテンションとしてはこの日一番だったんではないでしょうか。

 その後,Communication Area に移動してカレーを食べつつ,機材の展示会場を巡回。個人的には TRAKTOR DJ が妙に欲しくなってしまって,これはいつか手に入れて遊びたいと思います。普段 MP3 音楽を聴く僕にはピッタリのオモチャです。

 そして,しっぽり休養をとってメインエリアに戻った頃には Technesia が見事なライブを展開しておりました。前情報ゼロだったんですが,二人の立ち姿と機材の並びはかなりかっこ良かったです。もちろん次の Jeff Mills も盛り上がりまくり。この人は休むということを知らないから,楽しいんだけど膝にクる。というわけで,会場の盛り上がりを尻目に 6 時ごろに退散しました。

 WIRE は今回が二回目なんですが,とにかくこのイベントは客層に安心感がある(特に僕にはw)。そして,テクノに対して非常に紳士である。大型イベントにも関わらずブッキング命というわけではないので,面子的にはかわり映えしませんが,行くと楽しい。そんなイベントです。もちろん来年も参加の方向で。

2003.9.2 ミッシェル解散 だそうな

 このバンドのテンションから考えると,もっと早く解散していても不思議でなかったんですけどね。時代の流れでしょう。

Tracker COMPO 2003 Summer エントリー終了
 今後,muzie にエントリー作品が公開され,10 月 5 日に結果が発表されます。

SoundEngine Free が ver2.941 を公開
 久しぶりのバージョンアップです。海外のオンライン・ミュージックのサイトでもよく取り上げられている,フリーの波形編集ソフトです。

『千年女優』がアカデミー賞にノミネート?
 嫌いではないのですが,今年は森本晃司監督の『 Beyond 』(『 ANIMATRIX 』に収録)を見てしまっているので,そっちが評価されて欲しいなぁ…と。

FLASH メモリプレイヤー使い比べ
 設計が簡単なためか,やたらとリリースされまくる MP3 対応 FLASH メモリプレイヤー。その代表的な二機種を使い比べしています。ただし,個人的にはイヤホンの安物さ加減を何とかして欲しいですけど。

マドンナとブリトニーのキス☆
 二人ともクチが開いているところがクールだす。

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Composed by Syun Osawa since 10.1997