bemod

2004年09月20日

東京JAZZ 2004

東京JAZZ 20042年ぶりに東京JAZZへ行った。相変わらずジャズのことなど何にもわからん僕にとっては、ハーヴィー・ハンコックが誰とコラボレートするのかというのが大きな楽しみになっている。今年はTOTOだ。(ちなみに昨年はスピーチ、一昨年はブエナビスタ・ソシアルクラブ・バンド)

今回の会場は東京ビッグサイトの東1ホール。2002年が東京スタジアムだったこともあって、会場はかなり狭く感じられた。音響はやや大人しい。これは僕がガチャガチャした音楽を聴きすぎているためかも。売店は良心的な値段設定。FOOD関係が300円、酒類も400円から。客席の後方に売店があって、食ったり聴いたりしながら全体的にダラダラした感じが何ともいい。

会場に入ったのが19時30分を過ぎていたので、クリヤ・マコト SUPER JAZZ FUNK PROJECT featuring 椎名純平はほとんど見ることができなかった。会場に入った瞬間にステージ脇の大型スクリーンに椎名純平の顔が映し出されていたことだけが印象的だった。ま、これはこれでいいんです。

ここからの展開が素晴らしい。セロニアス・モンク・インスティトゥート・オブ・ジャズ・アンサンブル special guest リオーネル・ルエケ。男の色気が出まくってる。とくにサックスのジラード・ローネンが素敵。上野樹里も可愛いがやっぱり違う。モテまくりな雰囲気を漂わしていた。

続いて“ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、デイヴ・ホランド、ブライアン・ブレイド”カルテット。このカルテットのステージをみていると、「エレクトロニカだろーがドラム&ベースだろうがそんなものは所詮たわごとで、音楽なんてものは彼らの時代ですでに詰んでるんじゃないだろうか?」なんて気分になる。自由であることの重要性を知る。

最後はSUPER UNIT featuring TOTOの登場。言葉なし。カッコイイ。とにかくその一言につきる。TOTO目当てで行ったわけで、ハービーとのコラボも見ることができてとにかく感動。それ以外はない。

SUPER UNIT featuring TOTOが始まる前、DJとピアノというセットでハウスのリズムに合わせて外国人と日本人の女性が二人でボーカルをとるという前座があった。2002年の感想 でも書いたことだが、日本人と外国人で何が一番違うといえば、とにかくボーカルだろう。もうこれは仕方ない。ドアタマから違うんだから。二人の女性が並んでボーカルをやっていたのだけれど、日本人の女性の方が気の毒に見えたくらい。

2002年の東京JAZZはハービーの『Future 2 Future』を踏襲していたこともありテクノ寄りなイベントだった。今回はここの前座部分だけ2002年のノリに近かく、全体的には本格〜8ビートがメインという印象だった。普段ジャズを聴かない僕にとってはかなり新鮮な体験だったし、値段もこの面子を考えれば立ち見とはいえお手ごろ。毎年一度だけ東京JAZZでジャズに触れるというのも悪くない。

Posted by Syun Osawa at 11:19