bemod

2005年02月05日

スーパー変態ハネムーン 花婿はヘンな人

監督:ビル・プリンプトン/1997年/アニメ

スーパー変態ハネムーンいかにもアメリカのバカ映画って感じですね。たしかにこういう雰囲気の作品は日本じゃなかなか作れないし、たまにインディーズの実写とかでそーいうのを狙って大いに外す作品も目にする。休日に『 ワラッテイイトモ、 』を観に行ったり、サウスパークとかシンプソンズが好きで、将来はとにかく外国に住みたいなんて思ってる眼鏡女史にも好評なのかもしれない。…が! この文章を書いている今、それはこの後に感想を書くであろう『へヴィメタル』を観た直後という事もあってかどうにも薄い印象になってしまった。

エロい部分は『裸のガンを持つ男』程度といった印象で、グロの方はそこそこあったけどこちらは僕の方が好みじゃない(しかも飯食いながら観てたし…)。そして何といっても一番の原因は、こういう作品が餌とするはずの「皮肉」が弱く、その分爆発力が鈍ったからだろうと思う。

作画の部分はおおむね満足。アニメの作画は観客の始点で言わせてもらうとキレイであればよいという事ではなく、乱れていたり下手糞だったりした方が逆に味が出て、作家性も出やすくなる。そのあたりは漫画と同じだと考えている。ただ秒間のコマ数が少なかったのか、たまにカクカクした動きの動画が混ざるのが気になった。秒間6コマくらいで回していたのかな? というよりは、4コマ撮りしてたのかもしれない。

ちなみに監督のビル・プリンプトンは『Your Face』という作品で、1987年度のアカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされている。

Posted by Syun Osawa at 11:31