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2006年05月28日

Invitation 2006年5月号

2006年5月号/ぴあ/A4変型

Invitation 2006年5月号この手の情報誌をリアルタイムで買うことなんて何年ぶりだろう…。とりあえず「宇多田ヒカル×浦沢直樹」に綺麗に釣られて購入。

対談は宇多田姉さんのアッパーにもダウナーにもなりきれない感じがよく出てた。J-WAVEでやってた番組『トレビアン・ボヘミアン』の頃の上昇カーブが凄かっただけに、その後の生暖かい感じが何と言うか複雑(僕自身は、こんな人生を歩んで欲しかった というキモい妄想もありで…)。

浦沢さんの方は本物の職人さんですな。仕事に対する姿勢が、漫画家インタビュー集『オレのまんが道』(全2巻/小学館)の頃から変わってない感じがする。にも関わらず、最近やたらと浦沢さんがメディアに登場するのは、ブレーンである長崎尚志さんがフリーになったことと関係しているのかもしれない(つーか、それ以外ないよね)。

この雑誌では、元小学館編集者の長崎尚志さんと元講談社編集者の樹林伸さんが原作とネームを引き受けるスーパー編集者の内幕を明らかにしていて驚いた。それもクレジットのあるなしに関係なく本当のところをぶっちゃけてる。『シュート』とか、これまで明らかにしてたっけ?

最近はこうしたブレーンの人達にスポットが当たることが多いような気がするなぁ。原作付が当たり前で、プランナー自身が前面に出てくるようになった現実を見せられると、漫画家の神話はやっぱり崩壊してたんだなと、少し感傷的な気分になってしまった。この件に関しては、思うところがかなりあるけれど、まぁ…いいや。

果たして漫画家のテンションが保たれるのだろうか?

…とかね。いろいろ思いますよ。

Posted by Syun Osawa at 00:20