2006年09月05日
ベストセラー小説の書き方
ディーン・R・クーンツ/1996年/朝日新聞社/文庫
読み応えあり。
『 別冊宝島144 シナリオ入門 』でプロットの大事さを知り(遅っ!)、この本でその思いをさらに強くした。特にこの本は作家のD・R・クーンツが書いているという事もあり、エンターテイメントと真っ当に格闘している感じが清々しく、気持ちよく読み終えた。
『 別冊宝島144 シナリオ入門 』や『キャラクター小説の書き方』(大塚英志/講談社)でも紹介されているプロット・カードについては「無価値に等しい」とサラッと論破しているので、これを使うのはとりあえず中止。ただし、プロットに関してはかなりのページを割いて解説している。物語に対するシンプルで強い思いはいいですな。僕自身は書かれていることを素直に受け入れるのみ。教本なので反論とかがあるはずもなく、ただひたすらに学ぶのみである。
ここで、横を眺めると購入したまま平積み&放置されている同種の本がまだまだある(自分で引っ張り出したんだけど…)。さすがに「もういいだろ」って気持ちはかなり大きくなってきてるけど、もったいないから読まないとな…;
こういうの読むことで、自主制作アニメの『無人間』や『二代目(仮)』が楽しい作品になるといいんだけど…。
Posted by Syun Osawa at 00:50