bemod

2010年01月06日

コミックマーケット 77

2009年12月29−31日/東京国際展示場

コミックマーケット 77今回はいつにもまして酷い有様だった。数年前からカタログも買ってないし(多分これが最大の問題であることは間違いない)、出店サイトを巡回してリストを作ることもほとんどしなかった。それもこれも、「ニコ生でノンストップで200曲パラパラ生!」という5時間にもわたる生放送を、全部見てしまったためだ。

久しぶりにツボった放送だったw しかもパラパラにw

この放送は、ノンストップで流されるユーロビートに合わせて、二人の踊り子がパラパラを踊るというシンプルな内容だった。二人の踊り子が数曲踊った後に、アンケートが実施されて、続けるてほしいか、欲しくないかを視聴者に決定してもらう。「続けて欲しい」が多ければ、そのまま延長して踊り続け、「続けて欲しくない」が多ければ他の踊り子と交代するという仕組みだ。

この放送の何が素晴らしかったかというと、最初は「普通にパラパラを踊っている人」は「つまらない」とコメがつきまくり、すぐに交代させられた。逆に可愛い子やネタに走る人が人気を取っていた。ところが、回がすすむにつれてパラパラの上手い人が人気を集めるようになっていく。そして、最後には可愛いとか露出が高いとか、ネタ的に面白いとか、そういうことは一切関係なく、一番パラパラの上手いカイト(とスレ内で命名されていた踊り子)が一番人気を集めるに至ったのだ。これこそがコンテンツの真髄ではないだろうか。最後はスレもみんなパラパラの魅力にとりつかれていた(もちろん僕もw)。僕はこういう展開が大好きである。

というわけで、ほとんど下準備なしで、Twitter等で見かけたものを買っただけの戦利品が以下。数も少なめ。

手に入れた同人誌など

ムスメラウンジ『アイドル領域』
フラクタル次元『エロマンガノゲンバ vol.2』
第二次惑星開発委員会『ゼロ年代のすべて』
さわやか『RE:EV』
左隣のラスプーチン『Surprised Encounter vol.3』

『FCR2』は今回はパス。CDはどうせニコニコ動画で聴けるしw、エヴァ評論は『RE:EV』を買ったので…。思い返せば、ゼロ年代の後半は、批評系の本(といっても東氏の中心ばかりだが)をよく読んでいたが、総じて生産的なものは少なかった気がする。この手の批評本を買うのはできるだけ自重しようかな。そういう意味でも『ゼロ年代のすべて』は総括本といてありがたく読ませてもらう。

あと、企業ブースで武将柄のブックカバーを買ったのだが、ちょっと微妙だった。値段が安かった時点で気づくべきだったな。ブックカバーはちょくちょく買っているが、ソフトカバーの四六判用のブックカバーだけは見つからない。四六判のブックカバーはほとんどハードカバーのものに合わされているので、これをソフトカバーの用いるとスカスカになるのだ。こういうところにニッチな市場はあるはずで、ぜひ作って欲しいと思う(栞用のヒモはなしで…)。

ダンスロイドのDVDも買おうと思っていたのだが、スルーしてしまった。

なお、『S.E. vol.3』は、帰りに新宿のジュンク堂で購入。石川千秋氏と市川真人氏のインタビューの後半を読むためだ。そのほか、ジュンク堂ではミニコミが取り扱われているらしく、以前 文学フリマ で買った『トルタの国語』なども売っていた。

Posted by Syun Osawa at 00:36