bemod

2009年06月13日

第8回 文学フリマ

2009年5月10日/11:00−16:00/大田区産業プラザPiO

前回 に引き続き3度目の参加。1度目 は長嶋有さんらがつくった同人誌、2度目はゼロアカの同人誌という明確な目標があったが、今回は特になく、以前に買った同人誌の続刊だけを買いに行った。そしたら、それらも無なかったw 本当に何も無くなってしまい、以前に通販で買おうと思って買いそびれていた『読むアニメーション』を購入。森卓也さんの全仕事がまとめられた力作だ。

コミケなら午前中は何万という人間が狂ったように動き回っているので、僕も釣られて結構ジャケ買いのようなことをしてしまう。以前の2度の文フリ体験では結構人がいたのでそういう衝動もあったけど、今回は会場も変わって雰囲気がまったりしていたためそれも生まれず。というよりも、文フリで売られている同人誌のほとんどが文章中心なのでパパッ見て買うことは結構難しいのだ。カタログは有料でもいいので、ジャンルを明確にして文章の一部を読めるようにしてくれると、僕みたいな超ライトな客でも買いやすいかなと思った。ネットでPDFというのもありかも…。

わずかばかりの戦利品

TOLTA『トルタの国語』
アニメーション総合文化研究所『読むアニメーション no.00』

会場で無料配布されていたカタログに出展者のアンケートが掲載されていた。それを見ると、参加者の年齢が結構若い。印象としては大学生(院生含む)が大半で、卒業してもちょっとサークルに足を突っ込んでいるような人がほとんどといった感じ。30代になるともうほとんどいなくなるのだ。これは意外だった。文学フリマってもっとおっさんとおばちゃんが多いと思ってたなぁ…。あと女性の割合も多いと思っていたが、実際には男性のほうが圧倒的に多いようだ。

美術系のイベントとも客の年齢層は結構近いのかもしれない。若いということは喜ぶべきことではなく、早い話が大学を卒業したらみんな離れていってるわけだ。その点コミケは年齢層が高いw それを良いと思う人と悪いと思う人はそれぞれいるとは思うが、継続は力という言葉をベタに信じている僕としては、50近くになってもバリバリ同人誌を売っている人がいるコミケのほうにある種の感慨をおぼえてしまうのであった。

Posted by Syun Osawa at 15:35