bemod

2010年01月08日

拡散と収束を繰り返すネットの視聴環境について

HTMLのホームページしかなかった頃は、WWWCまかせでよかったのだが、今はブログやニュースサイトもあれば2ちゃんもあるし、音泉やGyaOなどのオンライン放送、ニコニコ動画やYoutubeなどのオンデマンドコンテンツ、スティッカムやニコ生、Ustreamなどの生放送、さらにはMixiやTwitterなども加わってきて、どんどんわけのわからない状況になっている。

そのため、更新チェックソフトなどの二次的なツールを使う機会が増えている。僕のよく使うツールは次のようなものだ。

2ちゃんねる  twintail
ブログ  はてなRSS
スティッカム  Stickam Viewer
ニコニコ生放送  ニコ生アラート(本家)
Twitter  tweetDeck

twintailは更新チェッカー機能がついているのでとても便利だし、ニコ生アラートやtweetDeckはポップアップ形式で更新の状況をお知らせしてくれるのでわかりやすい。ただし、ニコ生アラート(本家)はニコ生にしか対応していないので、Ustreamやスティッカムのチェックもしたい人には向いていない(全部追いかけてくれるツールは存在するが…)。一番最悪なのが、はてなRSSで、チェックするものにバラつきがあることが多いし、時系列での並べ替えすらされていないケースも目立つ。そして何より更新速度が遅い! Twitterのようにリアルタイムで反映される今、この問題はかなり致命的なように思う。ひろゆきの本 でも、はてなの技術は大したことないって書いてたし、はてなRSSはそろそろ潮時かもしれない。

とか書いている今、RSSにもアラート式の「 RSS速報 」なるフリーソフトがあることを知った。これもかなり面白そうなツールだ。

こんな風にして何とか自分の好きな情報を得ようと頑張っているが、未だに効率のよい情報収集の方法は見つかっていない。むしろtwitterなどを見始めてからは、ますます情報が取り難くなっている気がする。今いちばん残念に思うのは、音泉などのオンライン放送がそれぞれ別々のサイトで運営されているために、ニコニコ動画のようなものに完全に負けてしまっていることで、僕自身、声優のオンライン放送を聴く機会が一気に減ってしまった(君のぞらじおが分散したときに聴かなくなったというのも大きいが…)。

本当は聴きたいのだが、ワンクールでどんどん放送は変わってしまうし、配信形式も各ラジオによって違ったりするので、いちいち覚えておかなければならず、とても面倒くさい。その面倒臭さに勝てないのだ(ぱよぱよの好きなゲスト回くらいしか聴けてない)。YoutubeのTOKYO MXも「博士の異常な鼎談」と「西部邁ゼミナール」しか見なくなっていて、「ブログ旅」も最近はけっこうしんどい。テレビになるともはや壊滅的だ。これが歳のせいならあきらめるが、どうもそうではない気がしている…。うーむ。

やっぱり、オンライン放送もテレビもラジオも、ねとらじやニコ生でさえも含んだガイドが必要なんだと思う。そして、そこに付属したアラートツールやRSSリーダー的なものがあれば、それはかなりニッチな市場に対応するのではないかと思う。つまり、ここにこそアーキテクチャは発揮されるべきはずなので、その点についてはまた別の機会に考えることにしよう。

Posted by Syun Osawa at 00:38