bemod

2010年02月10日

Saori@destinyインストア・イベント

2010年1月23日/14:00−14:30/タワーレコード新宿店

そうかー。「EZ DO DANCE」路線に舵を切ったのか。

2008年にイベントへ行ったときの感想 を見返すと、「古典的なCulture Beatの『Mr. Vain』並みの下品な音」って書いていて、僕はそういう部分に惹かれた記憶がある。今回のイベントを見る限り(つーか前回含めて)、そこからさらに進んで、初期エイベックス経由のハードコア系の路線につき進む模様。そう捉えれば、この流れは肯定するべきなのかな?

さらに、HMVの記事 を読むと、本作は“ファンキー・コタ”なるものを取り入れているらしく(何だそれ?)、下のほうにレオパルドンの名前があった。つまり、初期エイベックスからさらに進んで、90年代のテクノ傍流というかMODとも近接しているナードコア的な路線まで一気に上書きしていくつもりなのかもしれない。シャープネル・プロデュースとかそういう方向性まではないにせよ、もはや誰得なのか、僕にはわからない事態だw

「ネオサブカル」というネーミングからしてそうなのだが、新しい地平を見つけるというよりも、「取り入れて拡張(embrace and extend)」という今風な戦略に大きく傾注しているところがゼロ年代的なのかもしれないし、普通のキャラ属性の本人と曲の過剰なギャップに何やらを見つける人もいるのかもしれない。とりあえず、イベント会場に吉田豪氏が来ていたという事実だけが、唯一サブカルであることの裏づけなのかもしれない…w

個人的には、リフが強調されて、メロディラインが弱くなったのが少し残念(メロディの弱いアイドル歌謡曲が売れたことなんて一度もないはずなので…)。とまあ、よくわからないことをツラツラ書いてみたが、結局、僕は過剰なサブカル的消費よりも、ノーマルなのが好きなんだ…というだけの話である。

Posted by Syun Osawa at 00:37