bemod

2010年05月16日

Saori@destinyインストア・イベント

2010年4月25日/14:00−14:25/タワーレコード新宿

今回はいつもより1曲多い5曲のインストアライブ。前回 の衣装に続いて、今回の衣装もいい感じ。これまで、ギリギリボールになるくらいの際どいコースに投げ込まれていたSaoriの衣装が、少しずつストライクゾーンに軌道修正されてきて、おっさん的には嬉しい(若者がどう思うかは知らん)。

曲のほうは、おっさんにも優しい仕上がりになっていた。以前にブログで「ファンキーコタ」がどーとかこーとか言ってたりして、僕がアイドルヲタク2周目(SPEEDヲタだった頃…)の時に持っていた、「音楽の質」と「アイドルの質」をファンのよくわからない自意識で結びつけるというあの感じが思い起こされて微妙な気分になっていたので、そこまで自意識バトルやってなかったことに安堵した(え?)。

そうしたファンキーコタ的なノリとも関係なく、普通にSaoriっぽい「 I can't 」という曲は、「サヨナラリヴァイバル」とか「ステンレス・スターライト」並みに好きな曲かも。こういう薄っぺらくて(よく言えば、スーパーフラットで)、切ない感じの曲がほんとよく似合うよなぁ。

この前のAiraのライブも生演奏をかなり取り入れて、人力テクノ風な演出をしていた。Saoriも前回から2台のキーボードを入れているので、今度のライブもそういう方向で何かしらの変化があるのかもしれない。AKB48以降の地下系アイドルの状況を見ていると、生演奏よりも生歌にシフトしている気がしなくもない。これは完全にアイドルとファンの間の距離の近さを競っているために、ショーの完成度よりもライブ感を重視しているせいだと思う。そういうコンテクストで見ると、生演奏とリップシンクの組み合わせはどうなのかという気もするが、この点については、次のライブを見てから考えてみようと思う。

Posted by Syun Osawa at 00:04