bemod

2010年03月13日

電刃見本市場−サヲリ、再来電

2010年3月6日/19:30−20:30/タワーレコード渋谷

DENPAとSaori@destinyの合同リリースイベント。DENPAって、僕の中ではアニソンとかニコニコ動画で流行の曲をハードコアな感じで流して、コスプレした男女が踊る…みたいな印象だったんだけど、必ずしもハードコアってわけではないらしい。特に後半のDJを聴いているかぎりでは、アニソン系ダンパのノリもあるようだ。なるほど。

イベントは、DENPAのDJ → Saoriのライブ → DENPAのDJという流れで進行。DENPAの音は前半と後半で少し毛色が違っていて、どちらかというと前半のほうが僕好みな感じ。特に可憐Girl's「Over the Future」のリミックスはなかなか熱かった( これ かな?)。他にもニコニコ関連の曲は結構知っていたし、アニソンのほうもそれなりにわかる。だから「知ってる曲で盛り上がる」といった回路で考えれば、DENPAの良さも見えてくるのかもしれない。今回はそれがちょっとわかりにくかった。

というのも今回、DENPAのDJのときは、なぜかフロアの照明が明るくされていて、微妙に乗り切れない雰囲気だったからだ。そこはちょっと可哀想だったかも。もちろん、客が地蔵なのが悪いという批判もあるだろうが、僕も含めて初見だって多いわけだし、照明の明暗とか、イベントの進行とかって、実は盛り上がりをかなり左右するし、そういうユーザビリティの部分ってもう少し細かく調整したほうがいいのではないかと思った。これはタワレコの話ね。

そして、『G2』VOL.3発売記念シンポジウム でホリエモンらの話を聞いて思ったことでもある。どういう話かというと、CDはほとんどiTunesなどに置き換わっていくのだから、CDショップに人を呼び込むためには、来ること自体のプレミア感を高めるしかない。それを大きく牽引するのがライブなどのインストアイベントなわけだが、そこに来ている客の目的は、曲を聴くことだったり、踊ることだったり、握手することだったり、会話することだったり、同じ趣味の友達を見つることだったりと様々であるから、多様化したそれぞれのニーズに対して、それに見合った細やかな配慮をしていかなければいけない…というものだ。

Saori@destinyに関しては、最近ちょっとイベントに連続で行きすぎててwメタ意識が高まってしまってる自分の問題が大きいので省略(何か一つは残るものが欲しいよね…みたいな)。前にも書いたけど、衣装はかなりいい感じ。あと、気になるリップシンクの話は、秋葉のインストア とか バレンタイン・イベント のところで書いたからいいか。こっちも省略。

リップシンクで思い出したが、可憐Girl'sは、おはスタで「 MY WINGS 」も「 Over The Future 」で生歌でパフォーマンスしている。当たり前なのかもしれないが、これはちょっと感動する。昔のSPEEDも生歌のときはかなり迫力あったし、やっぱ上手いと感動するよね…という話がしたいわけではない。ライブ感こそが商品価値であるのならば、上手かろうが下手だろうが、ライブ感を感じられる手段をとったほうがいいという話である(つまり下手でも関係ない)。それが握手会だというのなら、僕は同意したくないが、握手会やツーショットチェキというプレミアにそういう側面があることも事実だ。

Posted by Syun Osawa at 00:13