bemod

2010年03月02日

Saori@destinyバレンタイン with バニラビーンズ

2010年2月13日/17:00−19:00/中目黒solfa

東京に10年以上住んでいるのに、中目黒に行ったのは初めてだった。お洒落臭が漂っていて居心地が悪いw しかも、今回のイベントの会場である中目黒solfaは、そんなお洒落な街にピッタリなイベントスペース(早い話が、小奇麗なクラブですわ)で、なぜそんなところで濃いアイドルイベントが行われなければいけないのか…。デートピアってよくこの会場を使ってるっぽいので、そういう大人の事情って奴なのかもしれないが、ステージもDJブースを高くしただけの代物だし、ライブハウスとして使うにはかなり無理があるよなぁ。ヲタにも安心の高円寺HIGHとかにしてくれるとありがたいのだが。

とはいえ、そんな小箱な会場が幸いして、バニラビーンズがかなり近い位置で見れたのはラッキーだった。お二人とも可愛いですな。衣装とか雰囲気からして、登場時がクライマックスってくらいにインパクトが強い。バニビの曲もちょっと甘めのお洒落な雰囲気を漂わせているし、本人達からしてそうだから、中目黒solfaにもマッチしているが、見ている客だけがヲタ(さーせん)という状況、つまり僕らだけが異常というわけだw

メインのSaori@destinyは、ステージの大きさの問題でキーボードの二人が前に配置されてしまって、Saoriの位置が少し遠くなってしまったのは残念だったが(なんか吉原の芸者さんみたいな雰囲気でちょっと面白かったが…)、かなり盛り上がっていたと思う。キーボードの二人が 新宿秋葉原 のインストア・イベント以上の演出(曲間を次曲のシンセのリフで繋ぐとか)をしていてライブ感も向上。僕の好きな「ステンレス・スターライト」とか「サヨナラリヴァイバル」などもシンセが入ってより華やかな感じになっていた。

で、秋葉原のイベントの感想 で書いた、リップシンク2.0の話。

今回のライブでもリップシンク問題(と個人的に思っているだけだが…)は乗り越えられておらず、普通のリップシンク1.0にとどまったままだった。僕はそれをマイケル・ジャクソン型のリップシンク2.0(コーラスワーク、掛け合い、一部生歌など)で乗り越えてもらいたいと思っているわけだ。激しい踊りの中で歌うことなどかなり困難なわけだし、ほとんどの人がリップシンクをOKとしている現状があるんだから、ライブではCD音源とは違った声の重ね方をしても全然許されるのではないか? というのが、僕の考え方である。

もちろん、CDのまま聴きたいという人もいるのかもしれないが、シンプルに生声が聴きたいと思っている僕のようなヲタも少ないはずである。ただでさえテクノ系のパフォーマンスは音の抜き差しくらいしかやることがないと揶揄されることもあるわけで、だからこその折衷案というか、ハイブリッド型のパフォーマンスを見せてくれれば中年ヲタ的にも満足なわけである(お前が早く卒業しろよ的な話は放置する)。そういや、ヲタ芸なんかもずっと進化してないなよなぁ。ヲタのマッチポンプっぷり、こっちのほうがもっとヤバいかもしれないが…。

Posted by Syun Osawa at 00:19