bemod

2010年08月26日

ナショナルジオグラフィック日本版創刊15周年記念セミナー

2010年8月3日/18:30−20:30/東京コンファレンスセンター

神イベントだった 前回 に続いて今回も参加。東京コンファレンスセンターというバカでかいセミナールームが満席で、ナショナルジオグラフィックの力を改めて思い知らされた。会場に来ている人も多様だったし、科学雑誌っていろんなクラスタの人が読んでるんだねぇ。

今回のテーマは「ワールド・イズ・ブルー」で、どんな内容かと思いきや、いきなりGoogle Earthの話になった。 Google Earthは当初、地上だけをカバーしていたが、今回登壇したシルビア・アール博士の指摘により、海の中も扱うようになったらしい。たしかに、これは凄い。

何が凄いって、その説明を米グーグルの副社長がしていたことで、さらに、そのGoogle Earthの海の部分の補足説明を生物学者の高井研氏が行うという豪華さだった。出版不況が叫ばれている中で、この勝ち組感は何なんだろうかw ありがたい。

ところで、今回のセミナーを聴いていて一点だけ気になったことがある。

それは、生物の多様性を調査するという学術的(?)な話が、そのままダイレクトに環境問題の話に結びついてしまう点だ。それが悪いといっているわけでは決してないのだが、最後の質疑応答での観客の質問などを聞いていても、海洋生物の不思議よりも、この地球をどのように守っていくかということに多くの人は関心があるようだ。

Posted by Syun Osawa at 00:18