2012年01月19日
アメリカン・パイ 2
監督:ジェームズ・B・ロジャーズ/2001年/アメリカ
ヒット作の 前作 の続編。エロコメディの続編って、大抵低予算で作られてグダッて終わるもんだと思っていたのだが、なかなか面白かった。さすがシリーズ化されただけのことはある。
前作 で高校生だった彼らが、大学生になり最初の夏休みを仲間と過ごすというストーリーで、童貞喪失のお決まりの要素に加えて、「スタンド・バイ・ミー」的な少年が大人になっていくという要素が加わっていた。さらに障害者のネタも挟まっていて、作品として少し深い内容になっていた。
少年が大人になる作品って前作でちゃんとキャラ立ちしてるからこそできる作品なんだと思う。望月峯太郎の『お茶の間』というマンガもそうだけど、ちょっと大人になって若い頃よりもトーンダウンしたキャラがいろいろ思うという作品が僕はわりと好きだ。
あと、障害者ネタもなかなか凄い。演奏会のシーンなんかは日本だと倫理的な面で叩かれそうだけど、アメリカでは表現の自由で切り抜けているし、そういう過激さがあったからこそ、恋愛の相手に障害者の女の子を選んだところがグッとくる。あの伏線だけは効いてた。ベタなハッピーエンドだけど、エロバカコメディ業界(なんてあるの?)では、かなり上位にくる良作だったように思う。
Posted by Syun Osawa at 01:28