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2012年02月08日

汐留グラビア甲子園 2011 決勝

2011年8月20日/14:00−17:00/汐留AX

予選準決勝 に続いて、いよいよ決勝。

前2回の経験をふまえて頑張って良席の獲得を目指してみた。最前のステージからは少し遠いものの、ファッションショーでモデルさんが歩くときに使うステージから突き出た細長い場所のの最前はキープできた。今度こそ上手く撮れるだろうと思ってたのに、距離が近すぎたw

近距離では広角がいいし、遠くのステージ付近を取るには望遠がいい。18−200mmのような便利ズームを持っていない僕は、どちらかを捨てなければいけない。しかも、通り道の最前席だとモデルさんを仕方から思いっきり煽ることになってしまう。最前のカメコの人がしきりにモデルさんをしゃがまそうとしていたのにはそういう理由があったのだ。機材の良し悪しはさておき、距離とか光の方向、強さなど今回のイベントは勉強になることが本当に多かった。

カメラの話はさておき…。

このイベントでは観客の投票数によって勝敗が決まる。出演者が完全な素人なら観客はそのイベントでの彼女たちの姿を見て投票をすることになる。しかし、彼女たちはのほとんどは事務所に所属しており、グラビアアイドルだったり、撮影会モデルだったり、ライブハウスで歌うグループアイドルの一員だったりする。そのため、元々持っているヲタの数が勝敗にかなり影響していることは間違いない。

それがダメだという話ではない。様々なタコツボに入っているヲタ(僕も含め)は、普段はその内部だけを見て生きていると思うのだが、それらのタコツボの大きさというか、戦闘力の高さみたいなものが、今回のシステムではオープンにされ、相対的に比較できる対象として一つのゲームボードの上に並んだ。その点がとても興味深かったのだ。

決勝に残ったのは、朝川ことみ、藤村椿、井上貴恵、澤村佳奈、稲森美優、大竹愛子、森田沙耶伽、佐瀬弥咲、市川みき、豊崎瑛理奈、白河優菜、中丸しおり、福永幸海、西本明日香、熊谷知花、與坂唯の16人。そして、最終結果は1位が與坂唯、2位が朝川ことみ、白河優菜、3位が藤村椿、BLT賞が澤村佳奈だった。

1位の與坂唯さんがprediaのメンバーだったり、2位の白河優菜さんがAppleTaleのメンバーだったりする中で、僕の推していた藤村椿さんが2位に入った。予選から見る限り藤村さんが固定票をたくさん持っていた様子はなかったので(大阪の人だし)、イベント期間中に人気を獲得したようにも思える。

今回の投票の裏で、撮影会系カメコの持っている固定票と、僕がよく行く地下アイドルイベントの固定票の間で静かなバトルがあったのかもしれない(なかったのかもしれない)。残念ながらそこを深堀りできるほどの知識は僕にはない。ただ、興味本位で会場に訪れた観客の持つ浮動票と、個別のヲタが持つ固定票が勝敗を左右するという事態は、推しに投票するだけのAKB総選挙よりも現実の選挙に近いはずだ。だからこそ、このシステムの上で起こる泣き笑いを上手くドラマとして抽出できれば、AKB総選挙以上の新しいエンターテイメントが姿を現すのかもしれない。そんなことを考えながらシャッターを切っていた。

Posted by Syun Osawa at 00:38