bemod

2006年10月03日

ミステリーの書き方

アメリカ探偵作家クラブ/1998年/講談社/文庫

ミステリーの書き方30年近く前に書かれたハウツー本。

アメリカ探偵作家クラブに所属する有名な作家たちが寄稿する形になっているので、どこか「上手いこと言う大会」の様相を呈していた。具体的な内容に踏み込んだものもあれば、哲学的な意見を表明しただけのものもあり、創作の手順や技法も様々。キャラ設定を重視する人もいれば、世界観を大事にする人。文体に命をかける人もいる。

印象としては、ディーン・R・クーンツが『 ベストセラー小説の書き方 』(朝日新聞社)で「重視せよ」と訴えていたプロットに関して言及している人が多かったように思う。

やっぱしプロットは大事なんだな。僕の場合は小説は書かないので、アニメと漫画に置き換えて考える事になる。シーンばかり断片的に思い浮かべて喜んでいては、いつまで経ってもまともな作品などできやしないのだ。僕はそれだけが好きなヤツなので、考え方を大きく改めねばならない。

ピンチとアクションを散りばめた、わかりやすいプロット。純文学も純アニメ(なんてあるか?)などどうでもよく、頭には『 未来少年コナン 』しか浮かんできていない。あの作品はまさにピンチとアクションの連続だった。

Posted by Syun Osawa at 00:03