bemod

2009年03月11日

内藤忍の資産設計塾 実践編

内藤 忍/2005年/自由國民社/A5

内藤忍の資産設計塾 実践編早くも実践モードに突入。

北村慶『 貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント 』、『 大人の投資入門 』に続いて読んだ投資本。適当にチョイスして読んでいるわりには、この流れはわりとまっとうだったように思う。

今回の本では,実際に10万円を使った長期投資の方法が書かれており、さらに各金融商品や運用の仕方について前に読んだ二作よりもより具体的な内容が書かれている。だったら最初からこれを読めばよかったんじゃないかという気もするが、これだけを読んでいては近視眼的になってしまう可能性もある。というのも具体的な例として、マネックス証券を使用した投資方法を紹介しているため、少し宣伝臭い部分も感じられるからだ。そうした意味でも、導入として投資に対する考え方をマクロ的に書いた前二作は下準備として役に立ったような気がする。

この本では、分散投資について前二作の北村と本作の内藤では考え方が少し異なっていた。北村は公的年金の運営ですでに債権を買っているわけだから、国内株式と海外株式の分散でよいとしているのに対して、内藤は定石どおり債権とその他の投資(不動産、オルタナティブ)などを含めた分散をすすめている。うーん。

Posted by Syun Osawa at 00:25