bemod

2009年04月25日

めいど in あきはばら

監督:多胡由章/2005年/日本/実写

めいど in あきはばらMAKOたん(;´Д`)ハァハァ

MAKOがネットラジオをやっているので、その繋がりでふと思い出して見たのがこの作品。MAKOは『 かみちゅ 』でハマって以降、ちょこちょこは追いかけているんだけど、本職のボンブラの活動が忙しいからか声優活動はそれほど多くないのが残念。声はかなりの萌え路線直球派なんだが…。

内容はというと「メイドとは何か?」「萌えとは何か?」といったマジックワードと化して久しい用語の一側面を自己言及的にドラマ化している。古くは岡田斗司夫の『 おたくのビデオ 』がそうであったように、秋葉原のメイドものをやるときは、こういう方向性は避けられないのかな?

一つ疑問に思ったのは、秋葉原に集うオタクがなぜメイドに萌えなきゃならないのかという点だ。この作品でも、最初にメイド喫茶に集うオタクたちの様子が描かれているが、彼らは様々な趣味を持った人たちとして描かれている。ところが、彼らはメイドに対してはかなり単一的な萌えの反応を示すのだ。ただ、こうなるとオタク関係なくね?

このオタクの描き方はわりと古典的で、オタクと呼ばれている人につけられたネガティブな印象とその印象から想定される恋愛感が軸になっている。そして、ここからオタクのキャラクターを性癖で微分するような形で「萌え」が導き出されているようにも思うのだが、果たしてこれは本当なのだろうか? 今でも女子高校生はルーズソックスをはいている思っているおっさんと同じ感性の古さを感じてしまうのは僕だけだろうか?

そうそう話は戻るが、自己言及的といえば、この作品に登場するヤクザ(というか悪役商会)なんてまさにそんな感じじゃないのかな? ヤンキー文化に批評性うんぬんするより、悪役商会の批評性を考えたほうが何かしら見えてくる世界があるんじゃないかと思う今日この頃…。

まぁ…別にドラマの内容はどうでもいいわけだ。アイドルオタクな僕としてはMAKOが見たかっただけだしw そして、そういう流れで小清水亜美、野川さくら、宮崎羽衣らが出演していたDramagixの実写ドラマシリーズ(黒歴史?)を続いて見てやろうというのが本筋だったりする。

Posted by Syun Osawa at 01:18