2009年06月20日
あやしい健康法
竹内薫、徳永太、藤井かおり/2007年/宝島社/新書
竹内氏の本は『 理系バカと文系バカ 』に続いて2冊目だと思われる。
…ゆる過ぎないか?
おそらく本作にしても前作にしても、竹内氏の代表作ではないことは間違いない。ライターとして生きていくために書かれた本だろうから、まぁ…しょうがないか(何がw)。
この本には、昨今話題になっている怪しげな健康法や器具を網羅的に取り上げて解説している。扱っているネタも多めで話題的にも僕の興味に合致している。ただ、いかんせん内容がゆるすぎる(二回目w)。網羅的だったために知らないことに対してちょっとだけ知識を深めたという点では得るものもあったかもしれないが、食品関連のネタなら松永和紀『 メディア・バイアス 』といったように、もう少し深く書かれた本を別々に読んだほうがいいかも。
そんなゆるゆる本の中で、精神科医である徳永氏のスタンスはいい感じだ。なぜタバコの煙を吸った後に吐き出すのかというところで、体に悪いから吐き出すんだという考え方はとてもシンプルでわかりやすい。水分が必要なら水でいいし、原始の人間いとってもナチュラルに健康を維持できるような形が一番だと言っている。
Posted by Syun Osawa at 01:26