bemod

2013年03月08日

POP'n アイドル 02

2012年6月23日/17:00−21:00/Zepp Tokyo

POP'n アイドル 02出演は、BABY METAL、さくら学院、バニラビーンズ、Negicco、ぱすぽ☆、Berryz工房。第2回 アイドル横丁祭!! が超圧縮&殺伐だっただけにちょっと緊張したけど、それほど悪くない場所(2段目)でまったり見れてよかった。

このライブの前に発表されていたBABY METALの新曲「ヘドバンギャー!!」はライブだといい感じ。2chあたりではヘビメタっぽいということで賛否が別れていたが、BABY METALにネタ以外の需要があるとは思えないので、ヘビメタの本物っぽさを求めるのであれば、素直にヘビメタを聴いたほうがいいだろう。

さくら学院はちょっとだけスケールダウン。3月のライブ で主軸の3人が抜けたのだから仕方ない。甲子園の強豪校だって、代が変われば弱くなることは珍しくない。さくら学院の良さはまさに甲子園的というか、器だけがあってそこを女の子達が成長しながら通り過ぎていくシステムなので、何でもかんでも絶賛するよりは、成長の部分にちゃんとスポットを当てて楽しむことがさくら学院の本来の楽しみ方のようにも思う。

ライブ後のMCで、Berryz工房のももち登場してゆるしてニャンをやっていた。さくら学院に所蔵してベリヲタというのはなかなか風流ですな。

次のバニラビーンズはいつも歌う「ニコラ」をやらなかった。いつも歌ってるのであえて外したのかな? バニビがDD向けのイベントに出るとき、対バン相手が若年グループだったりして客層のミスマッチが起こることが珍しくないが、今回はいつもより合っていた気がする。MCもいい感じ。

Negiccoはラインダンスの記憶が強い。対バンイベントでもラインダンスに巻き込むので、大の大人がいい感じにラインダンスしていて、世界平和には大きく貢献していると思う。

この日は、Negiccoのサイリウムを見ながら、飯窪さんの茶サイのことばかり考えてしまった。彼女たちのサイリウムは白がベースで上の部分だけが緑になっている。そのため、とてもネギっぽく見える。はるなんのサイリウムも茶色一色では茶色に見えないので、Negiccoスタイルで茶と白をブレンドしたらかなりいい感じのサイリウムになると思う。

続いてぱすぽ☆。前はかなり頻繁にライブを見ていた気がするんだけど、かなり久しぶりな気がする。インディーズ時代は凄く好きだったけど、メジャーで曲をリリースするたびに少しずつ自分のフェティッシュとの間に違和感が生じ始めているのだ。

「ゴリゴリのロック」とか言われるたびに自分の体が後に引いていくのが分かる。これはBiSと同じ現象なのかも。だったら歌いなよ…的な何かなのかもしれない。いつもはまこと推しなんだけど、きょうはやたらサコティにがっついてしまっていた。10曲連続とかはたしかに凄いね。

最後はBerryz工房。ハロコンやモベキマスのイベント以外で見るのは初めて。予想通りのきっちりしたライブ。そりゃ毎年あれだけライブ数こなしてれば、ここまでのパフォーマンスになるわな。10年もやっているし、他のグループアイドルとは場数が違いすぎるわけで、求められているライブパフォーマンスのクオリティも他よりもずっと高いところにレベルが設定されているんだろうね。

難しいのは「アイドル」というカテゴリに規定した場合、そこで消費されているのは完成品ではなく、未完成なものが成長によって完成品に近づいていくという成長過程そのものである。これは小説でいうところのビルドゥングスロマンというやつで、物語ならば成長したその瞬間にその小説は終わりを迎える。

さくら学院のように中学生を卒業した瞬間に強制的に終わりを迎えるシステムならともかく、Berryz工房のように10年の活動を経て一つの完成形に達してしまった場合、もはやアイドルというカテゴリで活動を続けることに無理が生じてくるのかもしれない。

男性アイドルであればSMAPや嵐など長く活動を続けているグループがあるが、女性グループとなるとすぐには思い浮かばない。過去のフォーマットにそうならば、ソロ活動が多くなっていって、たまにグループとして集まってパフォーマンスを行うという形になるのだろう。ももちのソロ活動はそういう意味ではとても重要なものだ。

Berryz工房のライブ後のMCではNegiccoが登場。ネギをプレゼントしていた。

Posted by Syun Osawa at 00:32