bemod

2006年09月12日

シャルロットと創刊ラッシュの取捨選択

2006.09.11バカのための読書術 』(小谷野敦/筑摩書房)の感想でも書いたが、僕はシャルロット・ゲンズブールの大ファンである。そして今日、HMVで凄いものを発見した。なんと彼女が新アルバム『5:55』を出しているではないか! 20年ぶりのアルバムである。

僕はその20年前のCDも持っているのだが、そちらは映画『シャルロット・フォーエヴァー』(父であるセルジュ・ゲンズブールと共演)に関連したものだった。ジャケットの写真を見る。相変わらずいい目、いい横顔をしている。

そのまま紀伊国屋書店へ。

ジブリのPR誌『南風』の今月号には山折哲雄さんが寄稿しているほか、宮崎吾朗さんと河井隼雄さんの対談が掲載されていた。対談では『ゲド戦記』を映像化する難しさと試写会での反応に少しだけ触れていた。

筑摩書房のPR誌『ちくま』では、中野晴行さんが先月号から酒井七馬さんの謎を追っている。酒井さんは手塚治虫さんの長編デビュー作『新宝島』の原作者である。酒井さんについては『 ぼくはマンガ家 』(手塚治虫/角川書店)に少しだけ触れられているが、中野さんはさらに突っ込んだ取材を行なっている。大城のぼるの次は酒井七馬ですか。

PR誌といえば、紀伊國屋書店出版部から『scripta』というフリーペーパーが創刊していた。そのほか『hon-nin』(太田出版)や『NovelJAPAN』(ホビージャパン)も創刊。ラノベ関連の創刊ラッシュも含め、本の役割が大きく転回しているのかな?

松尾スズキさんが監修をつとめる『hon-nin』は、作家が自分自身のことを書くというのがコンセプト。にもかかわらず庵野モヨコさんの漫画が橋田壽賀子さんのNHK連続ドラマ『春よ、来い』みたいだったので、買わずにスルーした。

で、創刊ラッシュの中で購入したのは『モーニング・ツー』(講談社)という漫画雑誌。もしもこの雑誌が、うたたねひろゆき「セラフィック・フェザー」以前の月刊誌『アフタヌーン』(講談社)を目指すのならば定期購読したい。逆にサブカルの匂い漂う『IKKI』(小学館)みたいな雑誌を狙っているのならスルーすることになりそう。まだ読んでないのであくまで予想の話だが。

商業アニメは誰のものか?

猫の恩返し 』で監督をつとめられた森田宏幸さんのブログ。これは「会社は誰のものか?」を考えるよりも難しいかもしれない。ディズニーアニメはディズニーのものであったか? という微妙な問題もはらんでいる。今月号のジブリPR誌『南風』の宮崎吾朗さんの対談と合わせて読むと面白い。

アリスソフトの配布フリー宣言、ゲームがやりたい

リアルタイムで『闘神都市』とかやってましたが何か? という気持ち悪いオタの思い出話はさておき、その後の展開が気になる。フリー宣言を受けて、無給で移植するツワモノは現われるのだろうか。ここ とかにXPバージョンがアップされら最高なんだけど。もしくはエミュレーターで遊べってことなのかな?

無料で定期購読できる広報誌

hirax.net で知った『GRAPHICATION』という富士ゼロックスの広報誌。無料というだけで飛びつく貧乏人なので、内容がそれなりとあれば貰わない手はない。

Posted by Syun Osawa at 00:39