bemod

2009年11月05日

アイラミツキ・ライブ@MAU FOCUS'09

2009年10月31日/17:00−17:45/武蔵野美術大学

遅れたぁ…。

ポスト・ゼロ年代の批評をめぐって のイベントを途中で抜け出して渋谷から鷹の台へ。時間的にもいい感じと思ったのもつかの間、武蔵野美大って駅から遠いw しかも、校内で迷って時間をロス。結局15分くらい遅れて到着。うーん…しくじった。

で、会場の中に入ったら、アイラ嬢が『ニーハイガール』を歌っていた。最前こそ熱かったが、後ろの人達はこんな顔→(-_-)で見てる感じ。そんなアウェイ感漂う状況だったおかげで、結構前のほうで観れたのはラッキーだった。曲もけっこう数やってくれたし、僕が好きな曲も結構含まれていて満足。何度見ても『 BAD trip 』の 手を突き上げるところ はカッコいいねぇ。

『チャイナディスコティカ』と『プラスチックドール』では稲垣潤一よろしくドラムを叩きながら歌うパフォーマンスをやっていて、最初にやった『チャイナディスコティカ』のクオリティの低さに思わず笑ったw 生バンドでもないし、リップシンクなのにあのクオリティw みたいなところは、逆にいいんではないかな。そういうユルさのある場所にこそ、アイラの曲ってしっくりくるのかも。

というのも、何の曲か忘れたけど、途中でDaft Punkの「Technologic」を混ぜていて、あれなんてモロにYoutubeとかニコ動からのパクリなわけだ。インストアイベント でもBeastie Boys「Ch-check It Out」使ってたし、そういう意識を持っているのなら、IKZOとかミクとかアイマスとか東方とか、何でもやればいいんではないかと思ったりもする(ニコ動に上がっている『チャイナディスコティカ』とIKZOのマッシュアップはデートピアの自演だと噂されているが、あれは本当だろうか?)。

最近、元スーパーカーのフルカワミキが『サイハテ』をカバーしてるけど、こういう商売って、楽曲の良し悪しと別のところで、そこにあるアングラなカルチャーと如何に上手い関係性を構築するかってところが鍵になってくるように思える。ニコ生も含めて、あの空間には、商売に見えなければ見えないほど支持されるという、マスメディアとは逆のロジック、つまりパーソナルメディアとしての個人のロジックが割り込んでくるため(ニコ生の行方 参照)、友達のようなノリでユルさと適当さを強調しつつ、裏ではきっちり儲けていくという方法論を見つけていかなければならないのだろう。これは結構難しそうだ。…いや、こんなことでは絶対にマス的な支持は得られないので、止めたほうがいいかw

こうしたアイヲタ趣味に振り回されるのは、そもそも本意ではないはずだ。より大きく売れるためにはそういう閉じた空間を無視して別の文脈を探るしかない。個人的には、その方法は大衆に支持される楽曲を一つ作ること以外にないと思っているが、閉じた空間で自閉しているアイヲタの僕にはあまり関係のない話である。

(追記)
2ちゃんの該当スレにセットリストが張られていて、それを見るかぎり、一応全部見れていたみたい。開始時間が遅れたんだな…。

Posted by Syun Osawa at 00:43