bemod

2010年12月13日

EXTRAVE!!!

2010年11月28日/16:00−22:00/吉祥寺CLUB SEATA

EXTRAVE!!!まさかの6時間w

前半がアイドルで、後半がいつものエレクトロ(という表現を僕も使うようになってしまった…)という豪華二本立ての構成で、両方好きな僕にとってはかなりお得なイベントだった。実はこの日、赤坂BLITZでダンスロイドフェスというのをやっていた。

ダンスロイドフェスは、アフィリア・サーガ・イーストなど、スマイレージ、ももクロ、東京女子流に続く地下アイドルの旬なところが出演している。僕が興味を持っていたのは、そういう子たちと1年25組(踊ってみた系の女の子が結成したユニット)やダンスロイドが同じステージに立っていることで、まさにアイドルと普通の女の子の分水嶺がそこにあったのだ。この点については2chの踊ってみたスレで某氏が丁寧にレポしてくれていて、とても面白く読ませてもらった。

序盤に出ていた小桃音まい&ぱすぽ☆はダンスロイドフェスにも出演しており、単推し系のヲタさんは彼女達のライブ&物販終了後に赤坂へ移動していた。いやー熱い。

そんなクリティカルな状況が別会場で起きていたわけだが、ライブの楽しさ、充実度という点ではこちらのライブもなかなか熱かったと思う。Ustreamに ライブ映像 が残っているので、それを見返しながら、以下、感想メモ。

小桃音まいを見るのは 小桃音まいインストア・イベント 以来二度目。出るとは思ってなかったのでちょっとビックリ。アイドルが大増殖している昨今のアイドル市場で、その文脈から決して外れることなく、しかもソロとしてファンを獲得しているのはなかなか素晴らしいと思う。数の力ってやっぱ凄いからね。

数と言えば、ぱすぽ☆の数の圧力はなかなか凄かった。数を生かしたフォーメーションがパワフルで、AKB48への乗っかり方としてはこの上ない感じ。曲もかなりそれっぽい。グループ名のよくわからないコンセプトが彼女達の知名度アップに貢献しているのかは不明。ヲタ人気も高く、純粋にもう一度見たいと思った。

Negiccoは、僕の中で名前だけが一人歩きしていて、それこそ昔のカントリー娘。的な牧歌的なのをイメージしてたから、オラオラ系のMCに少々驚いた。「東京者になめられてたまるか!」的なノリなんだろうかw ああいうドSキャラは嫌いじゃない。Negiccoタオル買えばよかったなw

おっさんになると、誰でも可愛く見えてくるので、一番大事な要素のはずのビジュアル的な「可愛さ」にあまり重点を置かなくなってしまっている(特に僕の場合)。そんな僕でも、Tomato n' Pineの小池唯は可愛いと思った。Bump.yの桜庭みなみなんかも、あんな風に際立って見えるのかな? Tomato n' Pineはほとんどノーマークっていうか、「ユニットでいきなり水着のDVDとか出して何なの?」くらいにしか思ってなかったから、「POP SONG 2 U」というベタなダンストラックに気の抜けた僕の琴線が刺激されてしてしまい、ビジュアルと曲の両方の面でヤラれてしまった。後日、TSUTAYAでアルバム2枚を借りたら、そのどちらもよかった。ちょっとだけ追いかけようかしら。

Mizcaには、MEGの後をAira Mitsukiとは別路線で追いかけてるようなイメージを持っていた。今回初めて彼女のパフォーマンスを見たが、そのイメージが大きく覆ることはなく、エレクトロ濃度=薄め、キラキラ路線=濃いめ、みたいな印象がより強固に。教えてもらった曲中の振りが長くて覚えられないとか、そういう展開も面白かった。あと、ゼロ年代中期に流行したキラキラハウスを最近大量に聴いたせいか、曲もわりと好みな感じだった。

ところで、Airaとはクリスマスにライブをやるらしい。MEGに乗っかり、乗り越えるという文脈を二つの線から提示しますという流れなら面白そうだけど、そうなるはずもないので、僕はAira&Saoriのほうのライブに行くことにしている。こちらはデートピアという小さな島宇宙の中の文脈があり、知らない人は全く知らないけれど、知っている人にはわりと共有しやすい展開が期待できるので。

東京女子流はUSTで見すぎていて、今回の出演者の中では一番愛着が涌いている。そういう意味でUSTって偉大。あと、ダンスがかなり熱かった。アイドル系のダンスであることは他と大差ないはずなのに、フォーメーションで魅せるだけでなく、ロック系のダンスなんかの個人技で魅せる部分も多いので、ダンスが上手く見えた(実際に上手いのだろう)。初期のSPEEDヲタだった僕としては、こういうパフォーマンスはグッときてしまう。曲も嫌いじゃない。この立ち位置から、SPEEDみたいにマイナー調のメロディも多く取り込んだ形でファンク路線を加速させてくれたら、かなり僕得の展開になるんだけどなぁw

東京女子流終わりで、アイドル系のガチヲタさんがいなくなって、かなり観やすい状況に。で、次に登場したプー・ルイがMCで「〜まんこ」って言いながら話してて、その文脈がサッパリわからず、一気に正気に返ってしまった。曲はエレクトロとはあまり関係ないものの、わりといい感じだった。でもロックバンドのスタイルは今日でやめにして、次はアイドルユニットを結成するらしい。どういうこと?

プー・ルイ終わりでようやくNIRGILISが登場。僕が今回のライブを見に行った一番の目的はNIRGILISだった。昨年の COSMiC FLOOR でかなり盛り上がって、またいつか見たいと思っていたのだ。今回も『ツァラトゥストラはかく語りき(2001年宇宙の旅の曲)』で登場し、早い段階で客の心を掴んでいた。自虐MCも効いていたし、音も熱かった。来年にはNIRGILIS主催のライブもやるらしい。レコライドと対バンやってくれたら最高なんだけどね。

JaccaPoPは関西から来てることもあって、一番アウェー感漂う中でやってたと思うけど、しっかり盛り上がった。ライブ終了後の物販にも長い列が出来ていたし、僕も釣られてCDを買ってしまった。E-TRiPPER 4 のライブで見たときも思ったけど、ハードでもソフトでもない、ちょうど中間くらいの楽曲多い気がする(もちろん根拠レス)。CDのほうはライブで聴くよりもちょいソフトめの可愛い感じだった。

Posted by Syun Osawa at 02:01