bemod

2011年08月10日

ユーロトリップ

監督:ジェフ・シェイファー/2004年/アメリカ

ユーロトリップ青春エロバカコメディを見ようと思うきっかけだった作品がこれ。ようやく本命にたどり着いたw

この作品は、『 アメリカン・パイ 』などの王道作品と同じように若者の性を扱いつつ、さらにそこへロードムービーの要素を加えている。

ドイツのフーリガンとパリに行ったり、オランダの売春婦街や麻薬カフェに行ったりと、ヨーロッパの観光スポットをテンポよく巡って行って、それぞれの舞台でエロネタを交えながらギャグを展開している。イタリアのバチカンネタとか東ヨーロッパのネタなどはかなりきわどいので、日本だったら普通に問題になりそうな気もするが、それを表現の自由で押しきれるところはさすがだと思った。

上手く言えないが、この作品には様々なバラエティ作品の良い部分をちょっとずつ取って来て、それらを上手く融合したような印象がある。エロとギャグと観光を合わせた演出がかなり成功していて、まさにゼロ年代のハイブリッド作品と言うような感じだった。

あと、ミシェル・トラクテンバーグは、最初はブサカワ(実際には可愛いのだが)だったのが、ストーリーが展開していく中でだんだん可愛く見えてくる。『 アメリカン・ピーチパイ 』は、その展開をアマンダ・バインズで狙って微妙に失敗していた感じだったが、こっちは成功。逆に『 シーズ・オール・ザット 』のレイチェル・リー・クックとかだと、冴えない時代からすでに可愛すぎるし、このさじ加減はなかなか難しい。

Posted by Syun Osawa at 01:17