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2018年1月12日

東京工芸大学 公開講座 第1回 伊藤剛教授

2016年5月28日/13:30-15:45/東京工芸大学

前半が漫画の構造の話(意外に知らないマンガのしくみ)、後半が歴史の話(意外に知らないマンガの歴史)の二本立て。前半の漫画の話はコマの成り立ちなどについて紹介されていて、これがなかなか面白かった。後半の漫画の歴史の方は通史的なものがちゃんとあるのかな?ということが疑問に…。

後半の話に関して湧いた疑問というのは、漫画学界の一つのテーマなのかもしれない。どの教科書でもちゃんと共有できるような単純な合意形成というか、そういう部分での通史みたいなものが未成熟な状態で、どちらかというと事件史というか小さな各論に振り回されているような印象もある。

あと漫画学科はいわゆる他の芸術学科とはやや経路が違い漫画養成コースという雰囲気もあるようだ。というのも、「ここの卒業生がいまサンデーで連載している」と言ったプロの漫画家を輩出していることがステータスになっているようだから。漫画専門学校と少し競合しているのかもしれない。

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