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2022年12月30日

「変」なクラスが世界を変える! ― ぬまっち先生と6年1組の挑戦

沼田晶弘/中央公論新社/2017年/四六

前回読んだ『「やる気」を引き出す黄金ルール ― 動く人を育てる35の戦略』がぬるめの内容だったのに対して、こちらはなかなか濃い内容だった。というか濃い先生というべきかもしれない。正直言って、僕には濃すぎるが小学校の先生としては丁度いいのかもしれない。

最も彼の赴任先は研究校だから、彼のような実践ができるという側面もあるのかもしれないが、具体的な実践例の多くは頷かされるものが多かった。

その一方で、過剰な成功体験はやや問題かなとも思う。今の時代にそういのは必要なのだろうか? 村上春樹さんの『職業としての小説家』に書かれていた学校に対する考えに同意する僕としては、あまり余計なことをしないのが一番良いようにも思う。

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