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2018年5月9日

格差大国アメリカを追う日本のゆくえ

中原圭介/2015年/朝日新聞出版/四六

格差大国アメリカを追う日本のゆくえこの本が出たのが2015年4月で読んだのが2017年の9月。超至近距離の未来予想図本をこれくらいの時間差で読むのははっきり言ってあまり意味がないのかもしれない。でも、僕は彼の著作が好きで、なんだかんだでちょこちょこ読んでいる。

今回の本は2014年のデータに基づいた2015年、2016年の未来予想図ということで古さは消せないが、貧富の格差が拡大することによって社会が乱れていくことをギリシャやローマ・中国の唐の歴史などから紹介していた内容はとても面白かった。

中間層を厚くするという主張はピケティのブームの時にも多くの知識人から出ては消え出ては消え…を繰り返していた内容だが、改めて考えてもその主張はとてもまともだと思える。一部の人間が莫大な富を持っていたところで社会が充実しないことは小学生が考えてもわかる話で、何に対する公正かということを資本主義社会に暮らす人々はいま一度考える必要があるのだ。もっともこの手の話ですら過去に何度も議論されているのではあるが…。

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