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2018年1月9日

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(全11話)

監督:長井龍雪/制作:A-1 Pictures/2011年4月-6月/日本

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(全11話)

いわゆる蘇りモノ。

この手の作品は、死者が死にきれず生きているようにその場所に留まり、それはよくないことだとみんなが思っているのだけれど寂しさだったり後悔だったりでその事実を認められないような状態が物語を動かしている。だから最終的にはその死者が成仏し、生きている人たちがちゃんとその事実と向き合うことができれば大団円となる。

そういう意味では水戸黄門などの勧善懲悪ものの時代劇と同様に定型のストーリー展開になるわけだけど、そのシンプルさゆえにストーリーに安心感がある。カレー味の食い物にハズレがないのと同じ安心感だ。

僕の見た「あの花~」の感想はぶっちゃけそれくらいで、正直なところ蘇りモノとしては数年前に見た劇団空感エンジンの舞台「夏幻影 かげろう」のほうがはるかにストーリーが練られていて面白かった。

ただ、友達がこの作品にベタハマりしており、その流れで聖地巡礼までしてしまったことからいつものアニメ雑感とは違う感情を持っているのも事実だ。聖地巡礼はファンタジーに妙なリアリティを与えてくれる。それはおじいちゃんが四谷怪談の舞台となった場所を探して東京を散策するのとも似ていて、この非現実と現実の組み合わせ方は僕のこれまでのアニメ体験に新たな楽しみ方をプラスアルファしてくれたとは思う。

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