bemod

2018年1月9日

アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人

KEI/2013年/河出書房新社/四六

アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人凄い本だった。

暴走族→ヤクザ→海外での麻薬売買→米監獄での12年間という壮絶すぎる半生を綴った本。この本の前に『KEI チカーノになった日本人』という本が出ていてそちらではアメリカの刑務所の中のことが詳しく書かれていたらしく、こちらの本ではやや省略されていた。

基本的に悪人の書である。

にもかかわらず僕はこの手のアウトロー本にシンパシーを感じてしまうのは毎度のことだ。それは悪の部分に引かれているからではなく、社会の中にある常識的な振る舞いに欺瞞を感じているからだと思う。悪人でありながら人としての筋論を大事にしており、時には法を犯してでも人としての筋論を優先する姿に引かれるのだ。彼が女性にモテることもよくわかる。人として魅力的であるというのはどういうことかというのがよくわかる本だった。

とはいえやっていることはかなりえげつない。最近、テレビにもよく登場する彼はこの本の中には書かれていないエピソードをたくさん持っており、そちらの部分の興味も大きい。もう少し彼の自伝本を読んでみたいと思う。

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