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2018年2月2日

GLIM SPANKY Next One Tour2016 ツアーファイナル

2016年10月30日/18:20-20:15/新木場STUDIO COAST

最前列で見た光景は壮観だった。

バンドのワンマンライブをがっつり見るのもかなり久しぶりだったということもあるし、ここ最近ハマっているGLIM SPANKYだったということもあるし、新木場の最前列で見れたということもある。ともかく僕は「風に唄えば」で号泣してしまった。

別に泣くつもりもなかったし、これまでこの曲を聴いて泣いたこともなかったのだが、ぼんやりこの曲の歌詞を飲み込みながら左右に揺れているとふいに歌詞が頭の中の一番奥深いところに入ってきたのだ。

いつだって僕らは自由なのさ
風が吹き付けようとも笑っていこう
いつだって僕らは自由だから
風に唄えば良いのさ口ずさんでいこう

誤解を恐れずに言えば、GLIM SPANKYに対する印象は才能の枯れたSuperflyというのが僕の率直な印象で、それは決して悪い意味でなくその枯れた部分にブルースな味が加わって良さを引き出していると思っていたりする。さらにボーカルの松尾レミちゃんは勝ち気な性格で、いつも「自分たちはビックになる」ということを公言している。

勝手な解釈だけど、才能はそれほどないかもしれない。だけど、それでもやるという心意気の部分が彼女たちから強く感じられるのだ。僕はこの「それでも」というところを脳内で勝手に広げてしまって、なぜだか涙が止まらなくなってしまったのだ。なかなか不思議な体験だったし、自分の中に久しぶりに熱いものが湧いてきたこともまた素晴らしい体験だった。

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