2018年2月2日
「絶地無理」なんて「絶対」ない!
南原竜樹/2012年/ATパブリケーション/四六
かつて一世を風靡した「マネーの虎」という番組に出ていた南原社長が書いた本。番組終了後、彼の会社は倒産するも再び復活して社長業をしている。彼が番組に出ていた頃から彼の考え方には共感することが多く、つい先日であるが彼がテレビに出ているのを見て思い出し本を読んでみることにした。
書いていることはビジネスの常識の範囲内だと思う。逆に言うと成功するための秘訣なんて言うのはテンプレ化されているわけではなくて、結局はその人の力と時の運が影響しているのだ。大手企業のネームバリューや資金力がないのであれば、隙間を見つけてそこで利益の出るような収益モデルを考えるというのは非常に正しいし、時代に合わせて変化していくことを恐れないというのも素人の僕が読んでいても納得できるものだった。
あとはそれが愚直に実行できるのかというところになるのだが、残念ながらそこには2つの壁がある。1つめはサラリーマンとしての生き方を捨てられるかどうか?で、この壁はなかなか大きい。そして2つめは起業しても成功する人はほんの一握りだということだ。この2つの壁はどちらもかなりの高い壁だ。
それを壁とも思わずあっさり乗り越えていくような強いハートを持っている経営者が、僕のような中小企業のサラリーマンとは全然違うことなどは当たり前の話なのである。
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