2018年12月27日
いま世界の哲学者が考えていること
岡本裕一朗/2016年/ダイヤモンド社/四六
哲学と縁遠い僕のような存在にはうってつけの本だったと思う。現代思想の潮流をそれとなく感じてみたい人にとってのブックガイド(しかもかなり密度のある)という印象で、軽く語るだけならこの本を読んでさえいればそれなりに現在の哲学について語ることもできるのではないかと思うほどだった。
ただ、この本の前に東浩紀『 ゲンロン0 観光客の哲学 』を読んでしまっていたこともあって、いまの世界を具体的にどう捉えてどう導くか…といった未来への思考についてはやや浅い印象を受けた(これはまぁ当然だが…)。少し文壇というか言論界での政治的な事情ややり取りを踏まえた議論も混ざっていたのかもしれない。
読む順番を逆にすればよかったかな?
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