bemod

2020年1月13日

+p 2018展

2018年7月21日/15:30-16:00/無料/渋谷ルデコ

僕の勝手な妄想だが、渋谷ルデコはアマチュア写真家の中で聖地になっている感がある。その理由は渋谷駅に近くかなりの都会でありながら、結構な広さの展示スペースを確保できるからだ。そのぶん会場のレンタル費用はかなりの額になると予想されるが、グループ展でたびたび使われるということはそれでもここでやりたいという引力がここには働いているのだと思われる。

+p 2018展というのはプロ・アマ問わずに参加できるポートレート写真のグループ展である。美術館にはわりと行くものの写真展は東京都写真美術館くらいしか行かないこともあって、写真を芸術の文脈で受け止めるだけの基礎教養が足りていない。そのため教養不足を補うためにほかの写真家の評だったり、批評家の言葉を参考にしようとするのだが、それも案外少なかったりするのがこの世界だ。

写真を芸術的にどう見るかみたいなことを深く考えると、これは案外深みにはまってしまう。というのも、今回のようなグループ展はそうした芸術の中にポートレート写真を位置付けたいという人もいれば、逆に女性好きな私をあえて前面に出すことでリアルな女性の生を引き出したいと思っているような人もいるからだ。要するに悪い言い方をすれば芸術化していないということである。

そのせいもあってか、写真展の開催だったり会場での写真家やモデルの盛り上がりとは裏腹に、提示された作品がほかの芸術作品のように人々の脳を揺さぶりながら語り継がれていくということはあまり多くないのも写真というジャンルの特徴の一つかなぁとも思ったりする。

もっともこれは僕が写真に対する基礎教養がなさすぎるせいもあるので、実際にはどうなのかはわからない(少なくともTwitterなどを見る限りではそんな印象だ)。

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