2020年12月31日
精神科医が教える3秒で部下に好かれる方法
伊藤直/2019年/文藝春秋/四六

最近読んだ本の中では最も早く読み終えた本。箕輪厚介氏が編集した麻野耕司『THE TEAM ― 5つの法則』よりも内容の薄い本だったのは、ヴィクトール・フランクル成分がやや少なめだったのが原因なのだろうか。
タイトルにもあるとおり「3秒で部下に好かれる方法」なのだから3秒で何とかなる内容しか書いていないのだ。だから、ちょっと長めのブログやら有料noteで十分なことが、薄めに薄められて四六判の体裁で書かれている。
内容的に悪いということはまったくないのだが、とにかく薄い。精神科医の本は症例を書いてなんぼだと思うのだが、それができない場合は今回のようにやや薄めの内容になってしまうのかもしれない。ならば理論で…とも思うのだが、それは精神科医ではなく別の著者が書くべき内容なのだろう。
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